散歩中にサボテンの棘が足に刺さってしまい、そこから感染症を起こして脚を切断することになってしまった犬のニュースアメリカより届いた。小さなサボテンの棘により1本の脚を失ってしまった姿を見た飼い主は、愛犬を手放したという。手術を受けた犬は回復している最中だが、保護団体は同様の事故が起きないように注意喚起している。『Arizona’s Family』などが伝えた。

アリゾナ州スコッツデール北部には広大な砂漠が広がっており、サボテンも点在している。その地域を飼い主とともに散歩していたソフトコーテッド・ウィートン・テリアの“ティガー(Tigger)”は、道路に落ちていたと思われるサボテンの棘を踏みつけてしまった。

その傷から感染症に罹ったティガーは血管を詰まらせてしまい、後ろ脚を切断せざるを得ない状況になってしまった。

動物病院で脚を切断する事実を知った飼い主は「3本脚の犬はいらない」と主張したようで、ティガーの所有権を病院側に明け渡したという。手術費用やその後の治療費などを工面できなかったとも伝えられているが、何とも無責任な飼い主である。

ウィートン・テリアの保護活動を行う団体「Wheatens In Need Rescue(以下、WIN)」のスタッフ、キャシー・エリオットさん(Kathi Elliot)は「ティガーは酷い痛みに襲われていましたが、治療費を払おうとする人は現れませんでした」と当時の状況を明かした。

安楽死の道も考えられていたティガーだったが、救世主が現れた。同犬種のブリーダーであるパット・バジョラスさん(Pat Bajoras)はティガーの治療をすぐに始めなければならない状況を知り、友人や保護団体に連絡してサポートを求めたのだ。

この時に連絡を受けた団体の1つがWINで、脚の切断手術だけで1万2千ドル(約131万円)の治療費と、その後のフォローアップ費用を全て負担すると公表した。

治療費を捻出できたティガーはすぐに切断手術を受け、回復のための病院通いが始まった。病院スタッフティガーのことを「我慢強い子」と話しており、包帯を変える時に酷い痛みがあったはずだが、健気に耐えていたという。

ある程度回復してくると、ティガーは新しい飼い主が見つかるまで、アーリーン・ヘックさん(Arlene Heck)とトム・ヘックさん(Tom Heck)夫妻のもとに一時的に引き取られることとなった。

現在、まだ完全に傷が治りきっていないため抗生物質などの薬を飲み、エリザベスカラーを付けたままのティガーだが、食欲も次第に取り戻し快方へ向かっている。3本の脚で歩くことにも慣れ、今では元気いっぱいに走り回れるようにもなったそうだ。

ヘックさん夫妻は「可愛いティガーが完全に回復するまで、愛情を込めて世話をし続けるよ」と明かしている。新しい飼い主を探すのはティガーが完全に回復してからだとWINは考えており、しばらくはヘックさん夫妻のもとで過ごすという。

WINスタッフであるキャシーさんは、今回のティガーのケガは多くの飼い主へ注意を促す機会にもなったと話す。

「砂漠地帯の近くを歩いた時は、肉球やその間に何かが挟まっていないか注意深くチェックしてください。傷口からの感染は急速で、その後の犬の一生を大きく変えてしまう結果に繋がってしまいます。」

サボテンの棘だけではなく、有毒な植物やヘビ、クモなどにも注意が必要です。」

画像は『Arlene Heck 2021年5月2日Facebook「Look how far this very sick boy has come in a few short weeks」、2021年4月25日Facebook「Tigger says, “HAPPY SATURDAY!” This is his favorite place to be」』『Wheatens In Need Rescue 2021年4月10日FacebookThis is 6-month-old Tigger in Arizona.」「Tigger has made it through the amputation surgery.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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