BPO（放送倫理・番組向上機構）の青少年委員会が28日に開催した第153回委員会で現在放送中のアニメ『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』について審議の対象とすることを、公式ホームページを通じて発表した。

　この理由について、「『22時台の中高生が視聴してもおかしくない時間帯で、女子高生が自慰行為をするなどの性表現のあるアニメが放送されている』などの視聴者意見が多数あった」とし、「委員会は番組を視聴の上、討論し、審議入りを決定」したとしている。

　さらに「当該番組は制作委員会による制作であるが、22時台に放送を編成した東京メトロポリタンテレビとサンテレビを審議対象の局とした」ともしている。

　審議入りの翌29日には同アニメの公式サイトおよびTOKYO MX、サンテレビでは毎週土曜22時30分からの放送時間帯の変更を発表しており、TOKYO MXでは毎週火曜25時30分、サンテレビでは毎週土曜26時00分に変更されたことが掲載されている。

　本作は親の再婚によって義理の兄妹となった高校生の物語。兄との関係に悩む妹・美月に幽霊が取り付き、“満足度”をあげないと死んでしまう体になったことから始まるラブコメとなる。