菅さん、そりゃあんまりだよ。ウソでもいいから、「五輪より国民が優先」って言ってよ…。

 一国のリーダーらしからぬ発言に、落胆してしまった方々も多いのではないでしょうか。

 5月10日に行われた衆参予算委員会でのヒトコマです。コロナ禍で人々の社会生活が制限され、思い通りの活動もままならないこのご時世。菅総理は東京五輪へとどのようなビジョンを持っているのか。都内の感染者も高止まりが続く中、強行開催以外の選択肢はあるのか-。

 「感染急増の『ステージ3』や、感染爆発の『ステージ4』の時でも五輪はやるんですか?」

 立憲民主党の山井衆院議員は様々な表現で菅総理に問いますが、同じ答えが繰り返されるばかりでした。

 「選手や大会関係者の感染対策をしっかり講じて、安心の上、参加できるようにするとともに、国民の命と健康を守っていく」

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 スポーツ紙の記者は言います。

 「医療関係者からは五輪強行に悲痛な声が届いています。世論の流れが決定づけられたのは、組織委が4月26日に日本看護協会へ看護師500人のボランティア派遣を要請したことです。ただでさえコロナ禍で退職者も続出していて、現場は人手不足だというのに、感染のリスクにおびえながらも、必死に勤務シフトを遂行する看護師の苦労を全然分かっていない」

 変異株も拡大する中、世界中からアスリートや関係者、報道陣が集えば、都内を中心に新たな感染の危険性が高まると考えるのが自然でしょう。それでも菅総理は五輪の強行開催に向けて、強気な姿勢を崩していません。

 前述の記者は続けます。

 「菅さんは強大な人事権を武器に、自身の政策に反対する官僚を左遷するなどして権力を高め、首相の座に上り詰めました。ですから、菅さんが強力なのは自分の人事権の及ぶ範囲だけなんです。タフ・ネゴシエーターで知られるバッハ会長の前では、言いなりになってしまうのではないかと心配です。国民の健康よりも『バッハファースト』にならなければよいのですが…」

 ワシントンポストのコラムでは「ぼったくり男爵」と評されるなど、オカネに関しては厳しいことで知られるバッハ会長。菅さんが「ぼったくられ男爵」にならないことを祈るばかりです。だってそのオカネには、我々国民の血税も含まれているのですから…。



国民の健康よりもバッハ会長の利益?菅政権のズンドコ政策は止められないのか