西洋には「猫に九生あり」と言うことわざがある。猫に9つも命があるくらい、たくましく、ちょっとやそっとのことじゃへこたれないという意味だ。
まさにそれを体現したかのような出来事が起きた。アパートの5階から火災が発生。窓からは煙がもくもくと出ており、ガラスが砕け落ちていく。
そこに取り残されていた1匹の黒猫は、決死の覚悟で5階から地上へと飛び降りたのだ。猫は草地の上に見事な着地を決め、そのまま走り去っていった。
Nine lives for a cat that jumped from fire at 65th and Lowe. Cat hit grass bounced and walked away! pic.twitter.com/LRBsjMta2Z
— Chicago Fire Media (@CFDMedia) May 13, 2021
アメリカ、イリノイ州シカゴでのできごとだ。今月13日アパートの5階で火災が発生。窓は壊れ、そこから黒い煙がもくもくと上がっていた。
この映像はシカゴ消防署のスタッフによって撮影されたものだ。
5階には一匹の黒猫が取り残されていた。火の手は迫ってきており一刻も早く逃げださなければならない状況にあった。
覚悟を決めた黒猫は、窓から決死のダイブを敢行。体勢を整えながら地上の安全な場所に狙いを定めてジャンプした。
黒猫は草地の上に脚から着地することに成功。衝動でワンバウンドしたものの、怪我はなかったようで、その後どこかに走り去っていったようだ。
いくら猫と言えども、5階から飛び降りるのには勇気がいったことだろう。猫がジャンプをした時に「キャーッ!」という居合わせた人の悲鳴が上がっていたことが映像から確認できる。
とにかく自力で無事に脱出できて何よりだった。
まさにことわざの「猫に九生あり」であり、「九死に一生を得る」とも言える。
ちなみに火事が起きたのは5階の1部屋のみで、すぐに消火されて負傷者はいなかったそうだ。
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