
数々の訓練を受け、視覚障がいを持つ人を安全に誘導してくれる、盲導犬。
また外でむやみに吠えないようしつけてある場合が多く、街中で落ち着いた行動をしています。
車内で脚を踏まれた盲導犬、注意喚起に反響
電車内で盲導犬に出会ったシマ(@kainekonoshima)さんが、以前にあった出来事をTwitterへ投稿。内容に「酷い」「注意したい」といった声が上がりました。
投稿者さんが、電車に乗っていた時のこと。その日、車内には盲導犬とそのユーザーがいました。
※写真は別の日に撮影したもの
席に座るユーザーの足元で大人しくしていた、盲導犬。
すると次の瞬間、歩きスマホをしていた人が、犬の存在に気が付かなかったのか、盲導犬の前脚を踏んで行ったというのです。
会社帰りに電車の中で良く会う盲導犬の子で席を譲るのは当たり前なんだけどいつもこの状態で手を投げ出してるので
— シマ (@kainekonoshima) May 7, 2021
前に歩きスマホで乗り降りする奴が脚を踏んだんだよ!
声1つ出さないで耐える姿を見て今はドアが開く度にわざと前に立って踏まれないようにしてる
本当に歩きスマホは止めて欲しいよ! pic.twitter.com/o0yIZcUMc8
その盲導犬は、痛みを感じていたと思いますが、声も上げずただ静かに耐えていたのだとか。
ユーザーにとって、盲導犬はまさに自分の目そのもの。もしも盲導犬が脚にケガをして、動けなくなってしまっては大変です。
また、盲導犬は大切なパートナーでもあります。パートナーが傷付けられるのはとても悲しく、つらいことです。
投稿者さんは、この一件から「本当に歩きスマホはやめてほしいです」と注意喚起をしています。
投稿に対して、ネット上ではこのような声が寄せられました。
・もしもケガをしていたらと思うと、胸が痛くなりました。酷すぎる。
・痛かっただろうに…。歩きスマホは自分自身も周囲の人にとっても危ない。本当にやめてほしい。
・きっとすぐに立ち上がれるように前脚を出していたんだろうな。自分も盲導犬に出会った時は気を付けたいと思います。
歩きスマホは、事故につながるケースもあり危険なため、絶対にやめましょう。
特に混み合う車内などでは、周囲の状況に気を配れるようにしておきたいですね。
盲導犬に出会った時は
日本盲導犬協会は、街中で盲導犬を見かけた時はユーザーが助けを必要としている場合を除き、『温かく見守っておくこと』を呼び掛けています。
また、電車内で脚を踏まれた盲導犬に出会った時や、誤って踏んでしまった場合は、ユーザーへ声がけをしましょう。
正しい知識が広がり、さまざまな人が安心して過ごせる社会にしていきたいものですね。
[文・構成/grape編集部]

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