リバプールのブラジル代表GKアリソン・ベッカーが、チームを勝利に導くゴールを喜んだ。クラブ公式サイトが伝えた。

リバプールは16日、プレミアリーグ第36節でWBAと対戦。すでに降格が決まっているWBAとの試合だったが、15分にハル・ロブソン=カヌに先制ゴールを許してします。

来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得するトップ4フィニッシュに向けては全勝したいリバプール。33分にはモハメド・サラーのゴールで追いつき、1-1で試合を折り返す。

しかし、後半も攻め込むもののゴールが遠いリバプール。このまま1-1で引き分けに終わるかと思われたが、ラストプレーで奇跡が。後半アディショナルタイム、左CKの場面でGKアリソンが攻撃参加を見せると、キッカーのトレントアレクサンダーアーノルドが入れた正確なクロスをニアに走り込んだアリソンドンピシャのヘッド。これがゴール右隅に決まり、1-2でリバプールが勝利を収めた。

決勝ゴールを決めたアリソンは試合後に喜びのコメント。2月に他界した父への思い、そして家族への思いを語り、チームの勝利に貢献できたことを喜んだ。

「ここ数カ月、僕と僕の家族に対して起きた全てのことが感情的すぎるよ」

「でも、サッカーは僕の人生の一部だ。父と一緒に物心ついた時からプレーしていた。彼がここで見てくれていたら良いけど、きっと神様を味方につけて、お祝いしながら見てくれてるだろう」

「僕の家族のためでもあり、子供たちのためでもある。時々、戦っても戦っても、今日の午後ように物事がうまく進まないことだってある」

「このゴールを決められただけでも、とてもとても嬉しいんだ。よく戦っているチームを助けられたんだからね。僕たちは一緒に戦っているし、チャンピオンズリーグに出場するという強い目標があるからだ」

「僕たちはチャンピオンズリーグで優勝しているし、全ては予選から始まったことを知っているからね」

「今より幸せになることはできないよ」

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