ワシントン州ベルビューに住むマット・T・ウッド氏は、自身が開発するネコシミュレーションゲーム『Little Kitty, Big City』のSteamページを更新。日本語対応表記を追加した。ゲームの対応プラットフォームはPC(Steam)。発売日は未定だ。Steamページには「ネコに締め切りはありません」と書かれている。

 『Little Kitty, Big City』は、子猫になって大きな都市を歩き回るネコシミュレーションゲームだ。少しアニメ調な3Dグラフィックで再現された街を、ネコの視点で見て回れる。

 ゲームでプレイヤーは、路上からビルの上まで好きなようにうろうろして興味がある場所を訪れたり、魚や鳥を捕まえたり、暖かい車の上で昼寝をしたり、ネコとして好きなことができる。時には人間や犬などさまざまなキャラクターに対し、ネコらしさを証明するのもいいだろう。

どうやら一部の人間はネコに気づくと何らかの反応を見せるようだ。ゴミ箱をあさる姿でさえなかなかかわいい。

 現実でも飼い主が着せて大喜びするが、カエルキャップなどネコ用のさまざまな衣装も用意されている。

 Steamページではゲームについてほとんど説明されていないが、ウッド氏のTwitterアカウントには無数の開発動画がアップロードされている。氏のゲーム産業での活動履歴は長く、『Duke Nukem 3D』で知られる3D Realmsが開発していた完全3D FPSPreyの開発者として、1997年に初めてプロとして活動を開始した。それから、ValveHalf-Life 2』Portal 2など、多数の名作の開発に参加している。

 余談だが、この『Prey』はポータルを開いて空間をつなげる野心的な技術を特徴としていた。しかし、当時の技術でポータルを表現するのは難しかったようで、開発は難航し最終的にキャンセル。ポータルなどの設定を一部引き継ぎ、2006年にHuman Head Studiosから『Prey』が発売された。

(画像は『Little Kitty, Big City』より)
(画像は『Little Kitty, Big City』より)
(画像は『Little Kitty, Big City』より)

 ネコになりたいという願いを叶える『Little Kitty, Big City』は現在開発中。ゲームに興味がある方はSteamのウィッシュリストに登録し、ゲームの続報を待ってほしい。

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ライター
一日を変え、一生を変える一本を!学生時代Half-Lifeに人生の屋台骨を折られてから幾星霜、一本のゲームにその後の人生を変えられました。FPSを中心にゲーム三昧の人生を送っています。