中国の経済発展の原動力の1つがインフラ整備であり、これまでも道路などのインフラ整備に全力を投入してきた。道路の総延長距離は、建国後の60年間で8万キロから373万キロへと、およそ46倍も増えたという。

 中国の道路の総延長距離は今も伸び続けているが、道路の「質」という点では日本に遠く及ばないそうだ。中国メディアの網易は13日、「日本の道路は平坦できれいなのに、中国の道路はつぎはぎだらけ」と紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、国の発展に道路は欠かせないと重要性を説いている。建国後の中国では「豊かになりたければまず道路を作れ」を合言葉に、どんどん道路を整備してきたが「すぐつぎはぎだらけになる」のが難点だと伝えた。同じアスファルト舗装でも、日本の道路はいつまでもきれいだが、何が違うのだろうか。

 記事は、「日本は質重視なのに対し、中国は量を重視する」と違いを指摘している。経済発展の遅れた中国は、日本などの他国に追いつこうと、「短期間で大量のアスファルト道路を作ってきた」からだ。すでに豊かになっていて、質の良い道路を作れた日本と違い、これまでの中国は「速く安く」作るために、どうしても質を犠牲にするしかなかったとした。

 さらに、中国は「トラックが多い」ので、道路に負担がかかってきたとも伝えている。急速な経済発展で、中国では高層ビルなどの建設が急ピッチで進み、日本よりも大型トラックが多く行き来してきたのは確かだろう。貧しい中国では、「新三年旧三年、縫縫補補又三年」、つまり新しいものを3年着て、古くなっても3年着て、つぎはぎしながらまた3年着る、という節約が常識になっていたので、道路を「つぎはぎ」しながら使ってきたのは自然の流れだったとした。

 記事の分析の通りだとすれば、いまや経済大国になった中国では、今後は質重視に変わり、「つぎはぎだらけ」の道路を見ることはなくなっていくはずだが、現状を見る限りその日はまだ遠そうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本の道路は平坦できれいなのに、中国の道路が「つぎはぎ」だらけなワケ