「TeaEstate」は、土地と茶園が織りなす個性が魅力のリーフティーライン

「TeaEstate」は、土地と茶園が織りなす個性が魅力のリーフティーライン

三井農林は、体験型のECサイト「nittoh.1909(ニットウイチキュウゼロキュウ) 」を4月30日に開設した。高付加価値型商品の販売とあわせて茶にまつわる文化の発信や体験機会の提供等により消費者との交流を深め、長期的な茶市場の育成とさらなる活性化に取り組んでいく。

「nittoh.1909」では、作り手の個性を味わう「TEA CREATOR」、茶園や季節ごとの個性を味わう「TeaEstate」、独自の抽出製法で香りを味わう「Cold Brew Tea」の3コレクションを展開。主なターゲット層には「自分らしい豊かな生活を探求している人」を想定している。三井農林は「100年あまりにわたり日本の紅茶文化と共に歩んできた三井農林が、今、自信を持っておすすめしたい珠玉のラインナップに加え、茶にまつわるコラム、茶の世界を体験いただけるイベントを用意している」とする。

この一環で三井農林はこのほど、プレ会員向けの限定企画としてオンライン茶園ツアーを開催した。参加者には2021年2月に収穫したばかりの紅茶サンプルを事前に送付し、当日は茶園と工場、参加者をオンラインでつなぎ、旬の紅茶を生葉からカップまで体験できる内容とした。今回、訪れたのはスリランカ中央山岳地帯の最高地、海抜約1900mに位置するヌワラエリア地区のペドロ茶園。広さは約500ヘクタールあり、一日あたり8500kgの生葉を約550人で収穫、2150kgの茶を作っているという。
摘採の様子

摘採の様子


セミナーでは、茶園内の茶畑や工場を回りながら茶の摘み方や茶葉の大きさ、香りの違いのほか、紅茶の旬にあたるクオリティシーズン、試飲の仕方等について説明。ツアー中は参加者から随時質問が寄せられ、現地の人々と交流する場面も見られた。三井農林では、「100年近く向き合ってきたペドロ茶園と当社がタッグを組み、今回初めてオンラインツアーを企画した。新型コロナウイルスの影響で厳しい状況にあるスリランカの観光産業に貢献できるよう今後もこうした取り組みを継続し、日本のお客様に茶の魅力を体感していただく機会にしたい」とする。

茶輸出会社 シニアアシスタントマネージャー Menuka Keenawinna氏(左)/ペドロ茶園(Pedro estate)ジェネラルマネージャー Dilum Pathirana氏(右)

茶輸出会社 シニアアシスタントマネージャー Menuka Keenawinna氏(左)/ペドロ茶園(Pedro estate)ジェネラルマネージャー Dilum Pathirana氏(右)


◆三井農林「nittoh.1909」

「TeaEstate」は、土地と茶園が織りなす個性が魅力のリーフティーライン