朝から強烈な王手飛車を決められたとしたら、眠気も一撃で吹き飛ぶことだろう。5月17日に行われた叡王戦本戦トーナメント1回戦で、藤井聡太王位・棋聖(18)と行方尚史九段(47)が対戦。藤井王位・棋聖が快勝を収めたが、この一局では朝からうっかりすると王手飛車が決まるような筋があった。これに中継番組で聞き手を務めていた女流棋士も、思わず「いたーい!」「今、ホントに目が覚めました」と驚いた。

【動画】女流棋士も「目が覚めた」王手飛車

 この対局を放送していたABEMAで、朝から出演していたのが解説の高見泰地七段(27)と聞き手の飯野愛女流初段(34)。局面はまだ序盤ながら、高見七段には、対応を間違えると「朝で対局が終わる」と言えるほど、強烈な筋が見えていた。持ち時間3時間の対局で、まだ開始から30分足らずといった場面。高見七段が「これにも痛そうな手がありますね。ジャンプです」とヒントを出したが、飯野女流初段は「ジャンプ?」とぽかん。高見七段が「跳べば大丈夫です。跳んでみてください」と重ねると、飯野女流初段はまだわからないながら桂馬を持って「え?ジャンプできる?ジャンプ…?」と駒を動かそうとした。すると、途中で気がついたのか「あ、ジャンプ!いたーい!」。さらに「遅い!」と、その筋を理解するのに時間がかかった自分に対して笑い出した。

 高見七段が解説したのは、藤井王位・棋聖がうまく桂馬を跳ねた時に生じる王手飛車の筋。桂馬を放置するとたちまち行方玉が窮地に陥るが、歩先に跳ねてきた桂馬をそのまま取ってしまうと、角交換から流れるように回避不能の大技が決まるというものだった。

 高見七段が「いやいや、大丈夫です。まだ朝なんで眠いかな。趣味、寝ることですもんね」と、フォローといじりが混ざったようなコメントで笑いを取ると、飯野女流初段も「今、ホントに目が覚めました。激痛だぁ!すっごい気持ちいい手順ですね」と、すっきりしたような表情を見せていた。

 一連のやりとりでは、飯野女流初段のかわいらしい様子が際立ったようで、視聴者からは「いたーいw」「愛ちゃんおはよう」「愛ちゃんかわいすぎる」といったコメントも多く寄せられていた。
ABEMA/将棋チャンネルより)
女流棋士も朝から「いたーい!」藤井聡太王位・棋聖の対局に見えた“目覚まし効果”抜群の王手飛車の筋