自宅で過ごす時間が増え、新たな趣味を探している人や「おうち時間の過ごし方がわからない」という人も多いのではないだろうか。アウトドア派だった筆者もその1人で、ギターを始めてみたり、やたらと部屋の掃除をしてみたりしたのだが、無限におとずれるおうち時間にそろそろネタも尽きはじめていた。

【写真】焼き上がりは聖徳太子顔に悲劇が…!ユニークな型で楽しくクッキー作り

そこで始めようと思ったのが“お菓子作り”。しかし筆者は1人暮らしで、ご時世的に手作りのものを誰かに差し入れするのも気が引ける。1人で消費できて、なおかつ気分の上がるものを探していた時、京都・清水五条にある「クッキー型博物館 sacsac」と出合った。

クッキー型博物館 sacsac」は、妖怪や偉人など、アッと驚くクッキー型580種類が並ぶクッキー型専門店。オンラインショップでの購入も可能なので、おうちにいながらおもしろクッキーに挑戦することができる。

さっそく気になる型をゲットして、クッキー作りを開始。途中、思わぬ事態に見舞われながらもクッキーを焼き上げる!

■集めたくなるユニークでカラフルクッキー

今回選んだ型は7種類で、バッハ聖徳太子雛人形、福助、フレミングの法則、点字表記が付きのダイヤモンドと王冠。

水曜どうでしょう』が大好きな筆者は、福助型にひと目惚れ。フレミングの法則は「こんな型ある⁉」と大興奮して選んだものの、それが一体なんなのかはわからない。バッハ聖徳太子のエピソードなども、焼きながら思い出していくことにした。

店のオリジナルレシピに沿って生地を作り、型抜きに取り掛かる。

聖徳太子の顔が…!ほんの少しのミスで型抜きに大苦戦

生地を広げ、型抜きをスタート!少し固めの生地は型がしっかりはまって抜きやすく、初心者の人にも扱いやすいレシピだったとわかる。まずはフレミングの法則を使ってみると、指先まできれいに型がついた。

「めっちゃきれい!」と興奮しながら次々型を抜いていくが、ここでまさかの事態が。聖徳太子の顔が…くちゃっとなって誰だかわからないようになってしまった!なんとなく「偉い人」ということしかわからない。

後にわかったのが、事前に型を洗った時の水分がまだ残っていて、型の細かい部分に生地がひっついてしまったことが原因。雛人形の顔も同じように失敗してしまい、「特に顔はちゃんと乾燥させるべし」を教訓に、リベンジを誓った。

■記憶力が試される⁉食べて楽しい学べるクッキー

レシピ通りに焼いて、いろいろあったが無事に完成!きな粉香ばしい香りが食欲をそそる。

気になる聖徳太子は、焼いてみると顔はわからずとも雰囲気でちゃんとわかるようになっていてひと安心。王冠は、文字や点字もしっかり型抜きされていて感動!個人的には、顔は険しくもまあるいフォルムがかわいらしいバッハがお気に入りだ。

家族や友人と、「聖徳太子って何歳の時に習ったっけ?」「バッハって何の曲の人?」とクイズを出しながら食べるのも楽しそう。さまざまなジャンルの型がそろっているので、プレゼントにもおすすめだ。

簡単で手軽なクッキーを、さらに楽しく作ることができるsacsacクッキー型。おうち時間を充実させる方法として、一度試してみてほしい。

写真・文=三浦あやか(ウォーカープラス編集部)

フレミングの法則は大成功!「フレミングの法則ってなんやっけ…」と思い出しながら型抜きしていた