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珍しい茶色の毛を持つ子猫が保護される


 猫の柄は10匹10色で、まったく同じ柄の猫は存在しないと言われているが、それこそが猫の個性の特徴でもあり、またかわいさの要因の1つでもあるだろう。

 アメリカ・カリフォルニア州にある猫の救済保護施設に、とても珍しい毛色をした4匹の子猫が、母猫とともに保護された。

 子猫たちは、黒色遺伝子の突然変異により茶色いシナモンブラウンの毛皮を持っており、同施設のSNSでシェアされるとたちまち注目を集めたようだ。

【珍しい茶色の子猫たち、母猫と共に救済される】

 カリフォルニア州サンノゼにある猫の救済保護施設『Mini Cat Town』の管理者ローラ・マーロンさんが、助けを必要としている5匹の猫一家についての連絡を受けたのは、4月のことだった。

 市の避難所へ連れて来られた母猫と4匹の子猫の保護を迷うことなく受け入れたローラさんは、早速里親として世話をすることにした。


 詳しい情報はなかったが、猫の体重や人間にあまり怯えを見せない様子から、恐らく猫たちは避難所に連れて来られる前は誰かに世話をされていたのだろうと思われた。だが、猫の足の裏がかなり長い時間外で過ごしている野良猫のように乾ききっていたという。

 マーズと名付けられた母猫は、黒い長毛が美しい猫だったが、4匹の子猫は珍しい茶色をしていた。


 まるでチョコレートのような、シナモンブラウンカラーの子猫たちは、4匹ともメスで、うち2匹には顔と胸に小さな白の柄があった。

黒色遺伝子の突然変異が原因

 子猫たちは、それぞれハーシー、リース、ツイックス、ベイビー・ルースと名付けられた。

 ローラさんは、子猫たちについてこのように話している。

鼻と足のつま先がピンクがかった茶色なので、母猫のように毛が黒に変わっていくということはないでしょう。

もし、4匹がこの珍しい茶色のまま成長すれば、とってもユニークな猫になりますよ。

 こうした茶色の毛皮を持つ猫は、通常、黒色遺伝子の突然変異がある場合のみだそうだ。特に、避難所や保護猫たちの間で、このような色合いを持つ猫を見ることは非常に稀だという。

母猫マーズは、ここに来た初日はどんな物音にも敏感に反応し、唸り声をあげて鋭い目つきをしていました。きっと子猫を守らなきゃと必死だったのでしょう。

でも、しばらくしてマーズが本当は人との交流を求めていることに気付きました。新しい環境に慣れて、子猫たちが安全だと悟ったら落ち着きを見せて、私に撫でてもらいたがったり、子猫たちの世話をしていいと認めてくれるようになったのです。




 ローラさんによると、マーズは母親として実によく子猫たちの世話をしているという。無条件の愛情と献身的な世話のおかげで、4匹の子猫たちは今、すくすく元気に成長し、遊び心も出始めて、冒険心溢れた毎日を過ごしているそうだ。

ハーシーは、大きくて丸い額をしています。姉妹の中で一番小さいベイビー・ルースは額が狭く、アーモンド形の目をしています。ツイックスは白い顎がチャームポイントで、リースは鼻の近くに白い斑点があり、今のところきょうだいの中で最も外向的な性格です。

今は、マーズも私たちにとてもなついてくれています。私が「ママ、こんにちは」と声をかけて部屋に入ると、すぐに駆け寄ってきて私に挨拶してくれます。食事の準備をしている間も私の後を追いかけ、足元にすり寄ってきて離れないんですよ。


 他にも保護した子猫たちの世話を献身的に行っているローラさん。他の子猫たちには、時期が来れば永遠の家を探しているが、この4匹の姉妹子猫たちはローラさん自身が引き取ることにしたようだ。

 このキュートな4匹の子猫を含む様々な保護猫たちの日常は、インスタグラムアカウント『Mini Cat Town』から閲覧できる。

written by Scarlet / edited by parumo

 
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