俳優の菅田将暉が主演を務め、SEKAI NO OWARIのボーカル・Fukaseが共演する映画『キャラクター』より、俳優初挑戦となるFukaseの撮影現場にSEKAI NO OWARIのメンバーが訪問した様子が公開された。

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 もしも売れない漫画家が殺人犯の顔を見てしまったら。しかも、その顔を“キャラクター”化して漫画を描いて売れてしまったとしたら…。本作は、そんなアイデアを基軸に、登場人物(キャラクター)それぞれが幾重にも交錯する物語を描くダークエンターテインメント。

 漫画『20世紀少年』『MASTER キートン』をはじめ、浦沢直樹作品を数多く手掛けてきたストーリー共同制作者・長崎尚志が、10年の歳月をかけて企画を練り上げた。菅田が一家殺人現場の犯人を目撃してしまう主人公・山城圭吾役、本作が俳優デビューとなる Fukaseが山城の運命を狂わせる天才的な殺人鬼・両角を演じる。監督は永井聡。

 Fukaseは本作への出演をオファーされた際、当初は断るつもりだったという。しかしプロデューサーの熱い思いに「事前に演技の勉強をする」ことを条件に出演を決意、ワークショップに参加するなど約1年半の期間をかけて準備してきた。

 そんなFukaseの撮影現場をSEKAI NO OWARIのメンバーが訪問。プロデューサーに促されてセットの中まで進んだNakajin、Saori、そしてDJ LOVEは、多くのスタッフによって映画が作られていることに驚きを隠せず、広いセットのあちこちに目を配っていた。

 気づいたFukaseはすぐに3人の元へ。血だらけの特殊メイクを施されたFukaseの姿に、Saoriは「すごいね!」と興奮気味。主演の菅田には「(Fukaseは)いつも撮影が終わったら、こんなシーンを撮った、と報告があるんです」と話していた。Fukaseが「こんな家族みたいな感じの訪問になって…」と照れながら話すと、菅田も「たしかに家族感ありますね(笑)」とメンバーの仲のよさを実感。

 撮影現場で見せていたFukaseのたたずまいに、Saoriは「殺人鬼の顔をしているFukaseを見ると、『あ、これからバンドが大変な状況になる顔だ』と本能的に思ってしまい、色んな意味で鳥肌が立ちました」とコメント。さらに「ステージに立っている姿を見て、この人なら役者の挑戦も出来るのではないかと思いました。また、役者の世界で得た事をバンドにも生かしてくれるとも思ったので、私自身の楽しみもあり、『絶対やってみなよ!』と後押ししました」と話した。

 映画『キャラクター』は、6月11日より公開。

映画『キャラクター』SEKAI NO OWARIメンバーの撮影現場訪問オフショット (C)2021 映画「キャラクター」製作委員会