チャンピオンシップ(イングランド2部相当)のカーディフに所属する元コートジボワール代表DFスレイマン・バンバが非ホジキンリンパ腫の完治を報告した。

カーディフは今年1月、バンバが非ホジキンリンパ腫との診断を受けたと発表。 非ホジキンリンパ腫はがんの一種であり、35歳という若さのアスリートを襲った悲劇に衝撃が広がった。

しかし、診断を受けた直後から科学療法を開始したバンバは順調に回復。そして20日、ついに完治に至ったと自身のインスタグラム(@solbamba)で報告した。

「みんな、こんにちは。僕は今、がんじゃなくなった。それを伝えるためにちょっとしたメッセージを送ろうと思う」

「もちろん、私と私の家族にとっては信じられないほど心が温まるニュースで、今は大喜びしているよ。コメントやメッセージ、『いいね』だったりで僕を応援してくれたみんなに感謝している。その中でも、僕の治療に当たってくれた国民保健サービスの人たちには特にね」

「僕の家族、友人、そして、もちろんクラブもだ。この挑戦に立ち向かう僕を助けてくれたフットボール界のすべての人に感謝している。皆さんが祝福された一日を過ごせることを祈っているよ。またすぐにピッチで会おう」

なお、バンバはすでに8日に行われたリーグ最終節のロザラム・ユナイテッド戦で復帰済み。終了間際数分のみのプレーだったものの、回復ぶりをアピールしていた。

バンバは生まれ育ったフランスの名門パリ・サンジェルマン(PSG)でデビューすると、スコットランドトルコイタリアを渡り歩き、2016年からカーディフに加入。プレミアリーグ昇格を果たした2017-18シーズンにはチャンピオンシップのベストイレブンにも選出されていた。 また、2008年からはコートジボワール代表にも名を連ね、2014年まで6年間プレー。最後の大会となったブラジルワールドカップ(W杯)の日本代表戦を含む46試合に出場し、1ゴールを挙げている。

サムネイル画像