ウォルバーハンプトンは21日、ヌーノ・エスピリト・サント監督(47)の今シーズン限りでの退任を発表した。

4シーズンを過ごしたウルブスを去ることになったポルトガル指揮官は、今シーズンのホーム最終戦となる23日のマンチェスター・ユナイテッド戦が自身にとってクラブでのラストゲームになることを明かした。

「我々がコンプトンに到着した最初の日から、我々の野望はポジティブな変化をもたらし、このフットボールクラブを前進させることであり、それを毎日実行したことを誇りに思う。我々は幾つかの目標を達成し、情熱を持って一丸となってそれを成し遂げた」

「まず、我々がウルブスが新たな高みに到達するために重要な役割を果たしてくれたサポーターの皆さん、そして我々を受け入れてくれた街の人々に感謝したいと思う」

「もちろん、ウルブスのスタッフ全員にも感謝している。彼らのサポートと毎日の献身にね」

「最も重要なのは我々がスタートした日から一緒に仕事をしてきた一人一人のプレーヤーの忠誠心、献身、努力、そして才能に感謝したいと思う。この素晴らしい旅を可能にしてくれたのは、彼らなんだ」

「日曜日はとても感動的な一日になるはずだ。しかし、ファンの皆さんが再びモリニューに戻ってきて、最後の特別な瞬間を一つのパックとして一緒に共有できることをとても嬉しく思う」

これまでリオ・アヴェ、バレンシアポルト指揮官を歴任してきたヌーノ監督は、2017年に当時チャンピオンシップ(イングランド2部)に所属していたウルブスの新指揮官に就任。

世界屈指の代理人として知られるジョルジュ・メンデス氏のサポートの下、豊富な資金力を武器に大型補強を敢行した中で就任1年目にチャンピオンシップ優勝に導きプレミアリーグ昇格を果たすと、直近2シーズンはいずれも7位と健闘。昨シーズンにはヨーロッパリーグ(EL)準々決勝進出を果たすクラブ史上約50年ぶりとなる快挙も成し遂げていた。

しかし、今シーズンは最終節を残してプレミアリーグ12位と就任以降最も苦しいシーズンとなっていた。

なお、現時点で今後の去就は不明となっているが、先日には新指揮官を探すトッテナムの候補の1人と報じられていた。

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