デーブ・スペクター

21日放送の『バラいろダンディ』(TOKYOMX)で、デーブ・スペクターがテレビ局の番組制作について苦言を呈した。


■若者のテレビ離れにデーブが持論

番組ではNHK放送文化研究所が20日に発表した調査で、10~20代の約半数が「ほぼテレビを見ない」と回答したニュースを紹介。

デーブは「人気番組を TVer とかで見たりもするんですよ。例えば『アメトーク』とか。そんなのもいろいろなもので見られるわけですから。若い人が、自分の手に持つデバイスで見るのが、大好きなんですよ」と話す。

続けて「たとえば布団かベッドに入って、イケメン俳優が出てるドラマとか見たいんですよ。いわゆる応接間にあるテレビを見るって言う習慣が今、ほとんどなくなってるんですよ」と指摘した。


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■テレビの責任も指摘

環境の変化を指摘したデーブは「テレビも自業自得で、『若い人を獲得しないといけない』というあまりに、テレビのレベルを結構下げてんですよ、悪いけど」と厳しいコメント。

そして「幼稚になったりして。あと(番組に)合わないような人たちを呼ぶのは、あくまでも若いターゲットをゲットしたいだけのあまりに、前から見てた人が離れちゃう場合もあるんですよ。通常通りでいいんですよ」とテレビの演出について、苦言を呈した。

■番組内容にも苦言

さらにデーブは「(女性は)子供が生まれると、お母さんになって、生活情報が知りたくなる。買い物に行くから天気予報も大事になる。いろんなことを知りたいっていうこともある。途中からテレビを見るって言うことになると思うんですよ」と指摘。

そのうえで「だからもうあんまりにも焦って、無理やりに若い人だけゲットしようとしたらダメだと思うんですよ。でも、営業がうるさいとか、社長がうるさいとか、広告代理店うるさいとか、そんなのばっかりですよ」とテレビ番組の制作に再度苦言を呈した。


■すべての世代が楽しめる番組を

テレビの影響力や魅力はまだまだ大きな者があると感じているからこそ、厳しい指摘をしたと思われるデーブ。制作者には意見を参考にしながら、すべての世代が楽しめる番組を作ってもらいたい。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

デーブ・スペクター、「レベル落ちた」とテレビに苦言 若者のTV離れにも持論