トッテナムが、イングランド代表MFデレ・アリ(25)を売却を進めているようだ。『フットボールインサイダー』が伝えている。

今季は公式戦29試合3ゴール5アシストを記録したデレ・アリ。前監督のジョゼ・モウリーニョ体制時は、ケガの影響もあり、リーグ戦の先発出場がわずか2回と不遇の時を過ごしたが、ライアン・メイソン監督就任以降のリーグ戦6試合では、ラスト5試合で先発出場していた。

しかし、これは今夏の売却に向けた計画の一部ではないかと推測されている。トッテナムのある情報筋が『フットボールインサイダー』に対して、イングランド代表MFへのオファーに耳を傾けると語ったという。

ピッチ外での素行の粗さも目立ち、このコロナ禍では、昨年2月にアジア人を揶揄するSNS投稿が批判を浴び、続く3月には国民が外出を控える中、友人たちとパブで飲み騒いでいたことも非難の的となった。

このようにクラブとして管理することが難しく、絶対的な主力でもないことから売却リストのトップに上がっている状況で、終盤戦の先発出場は他クラブへのアピールの場であったと考えられている。

契約は2024年6月までとなっているものの、トッテナムはそこまで高額な移籍金は要求しない模様。今年1月にパリ・サンジェルマン(PSG)がローンに関心を示していたが、レンタル料の支払いを渋ったため、移籍は実現しなかった。

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