マンチェスター・ユナイテッドイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードが、ヨーロッパリーグ(EL)決勝での敗戦を嘆いた。クラブ公式サイトが伝えている。

ラッシュフォードは、26日に行われたEL決勝のビジャレアル戦で先発出場。2016-17シーズン以来のタイトル獲得を目指したが、前半セットプレーから先制点を許すと後半FWエディンソン・カバーニのゴールで追い付いたものの、逆転までは至らず試合はPK戦へ。22人目のキッカーとなったGKダビド・デ・ヘアが外してしまい敗戦となった。

この結果、ユナイテッドはELで準優勝。ラッシュフォードは120分フル出場を果たしたが、ビジャレアルの堅守を相手に目立ったシーンは作れぬまま試合を終えた。

試合後のインタビューに応じたラッシュフォードは、望んでいたトロフィーが得られなかったことに落胆。準優勝では何の意味もないと語り、敗因を探す必要があると強調した。

「勝つためにここに来たんだ。だから、今の気持ちを説明するのは難しい。今シーズン、僕らは一生懸命働いてきて、トロフィーを手にするチャンスだったのにそれが叶わなかった。今は無理でも、まずは失望感を払拭する必要があるね。その後に試合を振り返って、何が悪かったか、どこを改善すればいいかを考えたい」

「このクラブは、欲望、ハングリー精神、才能、能力、チームと、最高レベルで戦うためのすべてを備えていると思う。ただ、それを示す必要があるね。世界にも自分自身にも示さなければならない。なぜ僕たちがトップレベルに属するのか、なぜこうした決勝にいるのか、なぜ決勝で勝つ必要があるのか、示す必要がある」

プレミアリーグでは2位だったけど、何の意味もないよ。マンチェスター・シティリーグを制し、僕たちが2位になったことも、ビジャレアルがELで優勝して、僕たちが準優勝だったことも、何の意味もない」

「『惜しかった』という言葉は聞きたくないね。試合では勝者と敗者がいて、今日は負けてしまった。その原因を探り、次は負けないようにしなければならない」

また、ラッシュフォードはファンに対して、チームは諦めないことを約束。来シーズンはより大きな成功を掴みたいと意気込んだ。

「今は頭の中を整理して、戻ってきたときには新たなスタートを切らなければならない。僕が来たときからこのチームにはプロセスがあり、選手たちはそれを信じている。そして、今日がプロセスの終わりというわけではない」

「プロセスには浮き沈みがあり、クラブにもシーズンごとにたくさんの浮き沈みがあった。でも、ファンに約束するよ。今日負けたからと言って、僕たちが諦めることはない」

「僕たちは来シーズン、より多くの欲求と飢えを持って臨む。ピッチで最善を尽くす必要があり、チームは110パーセントを発揮しなければならない。犠牲を払うことには、大きな意味があるんだ」

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