元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス氏の現役復帰は実現しないようだ。28日、スペイン紙『アス』が伝えた。

 現在37歳のF・トーレス氏はアトレティコ・マドリードリヴァプールチェルシーミランサガン鳥栖プレーし、2019年夏に現役を引退した。同氏は今月25日、自身のSNSを更新し、現役時代に着用していた背番号「9」の写真を投稿。「私が人生を理解する方法は一つしかない、プレーだ。だから、復帰を決断した。この金曜日(28日)に復帰する場所を発表する」とつづり、現役復帰を示唆していた。

 28日に予告通りSNSを更新したF・トーレス氏は、「9」の背番号入りユニフォームを持った動画を投稿。さらに、「ここ数日、皆さんの応援や愛情を目の当たりにして、とても感激している。『世界遊びの日(The World Play Day)』である今日、私は子供が最も好きなこと、つまり遊ぶことに戻る。そして、それを家族や友人と一緒に盛大に行うんだ。今日はみんなにとって素晴らしい日であり、遊びが人生にとって、特に小さな子供たちにとって、いかに重要であるかを示したいと思う。いつまでも遊ぶことをやめないで。ありがとうjuguettos」とつづり、スペインの有名な玩具専門店「Juguettos」の新たな広告塔になったことを明かした。

 今回の発表に対して、“神の子”の現役復帰を期待していたファンはガッカリしているようだ。「ああ、なんという失望だろう…。あなたが再びサッカーピッチプレーする姿を見る日のことを考えていたのに」や「君がアトレティコ・マドリードプレーすると本当に思っていたよ」などといったメッセージが、トーレス氏に届いているという。『アス』紙は、「彼のフォロワーの混乱から判断して、SNSにふさわしい“釣り”広告だった」と今回の発表を評している。

F・トーレス氏が匂わせ投稿の真相を明かした [写真]=Getty Images