ナポリは29日、ルチアーノ・スパレッティ氏が2021-22シーズンから新監督に就任することをクラブ公式サイトで発表した。

 ナポリは今シーズン、最終節でセリエAの5位に転落し、チャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃した。ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は2季連続でCL出場を逸したことを受け、ジェンナーロ・ガットゥーゾ前監督(※フィオレンティーナの新監督に就任が決定)の今季限りでの退任を発表していた。

 現在62歳のスパレッティ氏は、選手時代に所属していたエンポリで指導者としてのキャリアを歩み始め、サンプドリアウディネーゼなどでも指揮。2005年夏にローマ指揮官に就任すると、“ゼロトップ”システムを生み出すなど戦術家としての才を発揮し、2007年と2008年にコッパ・イタリア連覇を達成した。

 2009年夏のローマ退団後は、2009年冬から2014年3月にかけてゼニトを指揮し、2度のロシアプレミアリーグ優勝に導いた。その後、2016年1月から2017年夏にかけて、ローマで第二次政権を築いたスパレッティ氏。2017年夏から2019年夏にかけてインテルを率いた後は、約2年間フリーの状態が続いていた。

スパレッティ氏がナポリの新監督に就任 [写真]=Getty Images