イタリア代表のロベルト・マンチーニ監督がサンマリノ代表戦を振り返った。イタリアサッカー協会(FIGC)が伝えている。

イタリアは28日、サルデーニャ・アリーナでサンマリノとの国際親善試合を行った。前半は引いた相手に攻めあぐねる時間が続いたものの、31分にFWフェデリコ・ベルナルデスキのミドルシュートで先制点を奪取。直後にもDFジャンマルコ・フェッラーリがゴールを奪って試合を折り返すと、後半はFWマッテオ・ポリターノの一発を皮切りに大量5得点を挙げ、終わってみれば7-0の圧勝で力の差を見せつけた。

この結果、26試合連続無敗を達成し、2004年から2006年の間にマルチェロ・リッピ氏が持つ記録を上回ったマンチーニ監督は「後半はより良い結果を残せたが、より速くパスも回せた」と、特にセカンドハーフでの内容に手ごたえを感じている様子。

FIFAランキング210位のサンマリノとは明らかに実力差があるなか「当然の結果とは言え、これは重要なことだった」と、相手が誰であれ代表として勝利を目指すことの意味を説いた。

また、ユーロ2020のメンバーを決めるにあたっての最後のテストマッチだったこともあり、各選手に対しては次のような評価を下している。

「(モイゼ・ケアンは)すぐにコンタクトを受け、いくつかの問題を抱えていた。パリ・サンジェルマン(PSG)で非常に良い結果を残しているし、重要なプレーヤーだ。改善の余地もあるがね」

「(ジャコモ・ラスパドーリは)この3カ月間よくやっている。(A代表を離れ、U-21代表チームに合流し)ポルトガルプレーできることを約束し、すべてがうまくいくことを願っている」

さらに、マンチーニ監督はベルナルデスキにも高い評価を与えている。加えてFWアンドレア・ベロッティ、MFマッテオ・ペッシーナら前線の選手が結果を残したことで、最終の26人を絞り込むまでには、指揮官いい意味で頭を悩ませることになりそうだ。

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