バターミルクにじっくり長時間漬け込んで揚げたフライドチキンの専門店「ラッキーロッキーチキン」(東京都品川区荏原3-6-6)がオープンしたので実際に出向いて食べてみた

ニューヨークでは十数年前から人気

東京都武蔵小山駅から徒歩5分、戸越駅から徒歩10分ほどの商店街にオープンした「ラッキーロッキーチキン」。海外、特にニューヨークのマンハッタンでは十数年以上前から人気となっているバターミルクを使用したフライドチキンだが、ついにその専門店が日本に誕生。

・バターミルクの特性を生かしたフライドチキン

バターミルクに付け込んだ鶏肉は柔らかくなり、さらに旨味が増すと言われている。マンハッタンで食べたバターミルクフライドチキンは極めて素朴で、ケンタッキー・フライド・チキンを食べ慣れている人にとってはライトに感じるものだったが、はたしてこの店はどうか。ちなみに以下はニューヨークのバターミルクを使用したフライドチキン専門店のもの。





・かなりの人がオーダーと受け取りの順番待ち

さっそく「ラッキーロッキーチキン」の店舗までやってきたが、かなりの人がオーダーと受け取りの順番待ちをしていた。バターミルクという日本ではあまりなじみがなく、それでいて「美味しそう」という印象を抱かせるキーワードに惹かれ、多くの人がこの店に注目しているのが理解できる。

・バターミルクチキン3枚セット850円

今回はバターミルクフライドチキンを使用したチーズバーガーセット(フライドポテトクラフトコーラ付き)950円と、バターミルクチキン3枚セット850円を食べる。オープンしたばかりとあって、オーダーが集中しているせいか、テーブルにハンバーガーがやってくるまで40~45分ほどかかった。













チキンは厚切りでスパイシーな衣

まずチーズバーガーだが、バターミルクフライドチキンがまるごと1枚入っていてボリューミー。チキンは厚切りでスパイシーな衣に包まれているが、辛いというより、インド料理感あふれるスパイスっぽさが強め。

・ハンバーガーはチキンサラダの豪快なパワー

チキンの下にたっぷりとフレッシュキャベツのビネグレットサラダが敷かれているが、けっこうガツンとくる塩気。ワインビネガーの酸味よりも塩気が勝っているようにも感じた。チキンサラダの豪快なパワーのなかで、チーズは意外にも上品で控えめなテイスト。チーズも強気な塩気であればハンバーガーとしてのバランスが崩れる気がするので、自己主張が控えめなチーズは正解。

クラフトコーラは飲んでみる価値アリ

クラフトコーラは「ラッキーロッキーチキン」の自家製で、これもまたスパイス感が強めのもの。鋭さのなかに爽やかさがあるコーラで、甘くないジンジャーエールに近いテイスト。ガツンと強めテイストなハンバーガーやバターミルクフライドチキンにピッタリかもしれない。ハンバーガーもバターミルクフライドチキンも印象に残る強い個性があるので、あとは「また食べたい」と強い衝動を湧きたてる進化を遂げれば勝機はあるように思う。

チーズバーガー
塩気: ★★★★★
甘味:
辛味: ★★
香辛: ★★★
薫香: ★★★
旨味: ★★★

<バターミルクフライドチキン
塩気: ★★
甘味:
辛味: ★★
香辛: ★★★
薫香: ★★★
旨味: ★★★

クラフトコーラ
塩気:
甘味: ★★★
辛味: ★★★
香辛: ★★★
薫香: ★★★
旨味: ★★★

もっと詳しく読む: 【超肉グルメ】バターミルクフライドチキン専門店「ラッキーロッキーチキン」でハンバーガとチキンを食べる(東京メインディッシュ)

ラッキーロッキーチキン / Lucky Rocky Chicken
住所: 東京都品川区荏原3-6-6
時間: 10:00-20:00 (要確認)
休日: 無休 (要確認)

クドウ: ガジェット通信ロケットニュース24、Pouchの初代編集長で創設者。TVチャンピオン「焼肉王選手権」「デカ盛り王選手権」に出場しどちらも準優勝。日清公認のどん兵衛士の称号を得ており、どん兵衛ラーメン二郎要素を融合させた「どん二郎」のネーミング等を考案。空条海苔助の名義で「世にも微妙なグルメレストラン」「彦龍のノリヒコさん」などを出版するB級グルメ研究家で「月曜から夜ふかし」などにも出演。イタリアをめぐりピザを食べる旅をするほどピザマニア。昭和的な「個人経営の焼肉屋」をめぐる旅をする焼肉マニア。秘境ドローンカメラマンもしている秘境グルメマニア。