オランダサッカー協会(KNVB)は1日、オランダ代表GKヤスパー・シレッセン(バレンシア)がEURO2020に参加しないことを協会の公式サイトで発表した。

 シレッセンは先週のPCR検査で新型コロナウイルス感染症の陽性反応を示し、隔離を強いられることになった。オランダ代表監督のフランク・デ・ブール監督は同選手をメンバーリストから外し、予備メンバーに含まれていたマルコ・ビゾット(AZ)をメンバーに加えることを決断した。

 デ・ブール監督は公式サイトを通じて、以下のように決断の理由を明かした。

「今朝、ヤスパーに私の決断を伝えた。最初に言っておくと、ヤスパーにとってはとても悔しいことだ。しかし、私は決断しなければならなかった。彼の体調が100%回復するまで、どれだけの時間がかかるかわからず、その点でリスクを冒したくはなかったのだ。EURO2020が直前に迫っているからこそ、ヤスパーにとってどんなに悲しいことであっても、確実でありたい」

 オランダ代表は13日にグループステージ第1節でウクライナ代表と対戦。17日に第2節でオーストリア代表と、21日に第3節で北マケドニア代表と対戦する。

シレッセンがコロナ陽性でEURO2020欠場 [写真]=Getty Images