明治安田生命J1リーグ第19節が2日に行われ、湘南ベルマーレガンバ大阪が対戦した。

 G大阪は9分、東口順昭が前線にロングボールを放り込む。これは相手DFにクリアされるが、こぼれ球を回収したパトリックは、ペナルティエリア左の宇佐美貴史にスルーパス。宇佐美は右足アウトサイドキックで狙ったが、惜しくも枠を捉えられない。

 一方、試合を優勢に進める湘南は28分に決定機。右サイドから町野修斗がロングスローをゴール前に投げ込むと、中央で大野和成が頭でつなぐ。収めた山田直輝は反転から左足を振り抜いたが、強烈なシュートはゴール左のポストに弾かれた。前半はスコアレスで折り返した。
 
 湘南は55分、舘幸希が自陣からゴール前にロングフィードを供給。ポストプレーに入ったウェリントンが胸でボールを落とし、町野が左足ダイレクトで合わせたものの、低くて鋭いシュートは惜しくも左に外れる。

 押し込む展開が続く湘南は88分、のロングフィードに抜け出した が右サイドの深い位置からグラウンダークロスを供給。中央に飛び込んだ町野は合わせられなかったが、ファーサイドに流れたボールに高橋諒が反応する。しかし、高橋が左足ダイレクトで合わせたシュートは、相手GK東口の好セーブに阻まれた。

 試合はこのまま終了し、湘南は3試合連続のドローで5戦未勝利となった。G大阪の連勝は「2」で止まったが得失点差で柏レイソルを上回って降格圏を脱出した。次戦、湘南は5日にJリーグYBCルヴァンカッププレーオフステージ第1戦でFC東京と、G大阪は16日に天皇杯2回戦で関西学院大学と対戦する。

【スコア】
湘南ベルマーレ 0-0 ガンバ大阪

湘南とG大阪が対戦した [写真]=清原茂樹