アトレティコ・マドリーがヘタフェのU-21スペイン代表MFマルクククレジャ(22)の獲得に動く見込みだ。スペインマルカ』が報じている。

今シーズンのラ・リーガで7シーズンぶり11度目の優勝を果たしたアトレティコは、シーズンを通して可変式の[3-5-2]をメインシステムとして採用。その中で運動量と多くの役割を求められる両ウイングバック(サイドバック)は要のポジションだ。

サイドに関してはディフェンダータイプのDFレナン・ロージ、DFマリオエルモソ、アタッカータイプのMFヤニック・カラスコ、MFトマ・レマル、中盤タイプのMFサウール・ニゲスが併用されていた。

そういった中、ディエゴ・シメオネ監督は新たなオプションとして左サイドスペシャリストの獲得を希望しているようだ。

バルセロナカンテラ育ちのククレジャは、マシア仕込みのテクニックに加え、エイバル、ヘタフェというタフさが売りのチームで揉まれたことで、球際のバトルでも特長を出せる多才なサイドプレーヤーだ。また、サイドバック、サイドハーフウイングバック、ウイングとすべてのポジションでプレー可能な点は、可変式の布陣を採用する新生ロヒブランコスにとってうってつけだ。

マルカ』が伝えるところによれば、今シーズンのラ・リーガで37試合3ゴール2アシストの数字を残したククレジャに対して、アトレティコは1500万ユーロ(約20億円)程度のオファーを準備しているという。さらに、交渉の一部として若手選手の譲渡も考慮しているようだ。

なお、ヘタフェは2020年6月にククレジャを完全移籍で買い取った際に、契約解除金を2500万ユーロ(約33億4000万円)に設定。また、他クラブに売却する際にはバルセロナに移籍金の10%を支払う契約となっている。

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