玉木宏主演のドラマ「桜の塔」(毎週木曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第8話が6月3日(木)に放送される。

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同ドラマは、警視庁を舞台に、頂点・警視総監を目指し巻き起こる組織内のパワーゲームを描いた人間ドラマ。第6話からは、勢力図が様変わりした5年後の警視庁内を舞台とする第2部がスタートした。

先週放送された第7話では、主人公・上條漣(玉木宏)が新派閥「改革派」の仲間たちと共に、次期警視総監の座を手に入れるために暗躍する副総監・千堂大善(椎名桔平)をあと一歩のところまで追い詰めるも、手痛い返り討ちに在った直後に“まさかの急展開”が発生。ラストシーンで、漣の父親代わりだった元警察官・刈谷銀次郎(橋本じゅん)が千堂をナイフで襲撃し、またも視聴者を震撼させた。

最終回まで残すところ2話。正義のために“サッチョウ(=警察庁)の悪魔”となった漣と、私利私欲のために権力を欲する元祖“サッチョウの悪魔”・千堂の戦いを軸に、警視総監レースは最終決戦に向かう。

■第8話あらすじ

警視総監の任命権を有する内閣府特命担当大臣との関係が悪化し、次期警視総監への道が危うくなった副総監・千堂大善(椎名桔平)。彼こそが大臣狙撃事件の黒幕だったことを、上條漣(玉木宏)ら「改革派」派閥が暴こうと蜂起するも、あまりにも手痛い返り討ちに遭った日の夜――千堂が元警察官・刈谷銀次郎(橋本じゅん)に刺された。

刈谷が漣の父親代わりで、情報屋として彼のために暗躍していたことを知る千堂は、漣が裏で糸を引いたと推測。しかしこの5年間、漣は“ある事情”から刈谷を遠ざけていた。

その理由のひとつに、漣が独自に突き止めた“刈谷と意外な人物とのつながり”が。

その矢先、逃亡していた刈谷が何者かに射殺されてしまう。漣の幼馴染・水樹爽(広末涼子)ら捜査一課の面々は刈谷の自宅を家宅捜索するが、まもなくキャリア組の警察官たちが先乗りして何かを探していたことが判明。と同時に、刈谷がかつて、爽の実家の中華料理店で働いている元銀行強盗犯・蒲生兼人(森崎ウィン)から改造銃を購入していた事実も明らかになる。

一方、漣たちに協力して千堂に反旗を翻した刑事・富樫遊馬(岡田健史)は、恋人である爽を守るため大臣狙撃事件の重要証拠を千堂サイドに手渡すも、「千堂派」から総スカンを食らい、孤立していた。そんな富樫に千堂がふたたび接近。

不審な封筒を指定場所に埋めるよう命令。時を同じくして、漣は「クラブS」のママ・小宮志歩(高岡早紀)から、刈谷が生き別れの娘にあげるつもりで大事にしていたぬいぐるみを渡される。だが、そのぬいぐるみを見た瞬間、違和感を覚える。

まもなく漣は千堂、そして警視総監の座を長年狙い続ける「東大派」派閥の警備局長・吉永晴樹(光石研)、「改革派」の後見人である内閣情報官・権藤秀夫(吉田鋼太郎)を会議室に招集。新たに見えてきた、この5年間に起こったさまざまな事件の“真の黒幕”を白日のもとに晒そうとする。

「桜の塔」より/(C)テレビ朝日