破格のメガヒットを続出させ、世界の映画史を塗り替えてきたマーベル・スタジオ。2019年に公開した『アベンジャーズ/エンドゲーム』が公開当時、全世界歴代興行収入記録を塗り替え世界No.1を記録。同作で衝撃の決断を下した美しき最強のスパイブラック・ウィドウ”の過去と秘密が描かれる映画『ブラック・ウィドウ』は、7月8日(木)映画館&7月9日(金)ディズニープラス プレミア アクセス公開となる。


『エンドゲーム』で生死に関わる衝撃の決断を下したブラック・ウィドウが、再びスクリーンに帰ってくる全世界待望の本作。マーベルファンは絶対に見逃せない作品だが、本作を観る前に<①時系列、②すでに明らかになっている過去、③家族>の3つのポイントをおさらいしよう。


①時系列

まず本作で描かれる時系列は、『シビルウォー/キャプテン・アメリカ』の後から『アベンジャーズインフィニティ・ウォー』までの空白の2年の間に起きた出来事が描かれる。『シビルウォー/キャプテン・アメリカ』ではアベンジャーズを国連の監視下に置くソコヴィア協定に賛否が分かれ、アベンジャーズ内の仲間割れが起き、アイアンマン派とキャプテン・アメリカ派に分裂。ブラック・ウィドウアベンジャーズ存続のために賛成派のアイアンマンに付いて戦うが、途中で反対派のキャプテン・アメリカを逃がす手助けをし、政府から追われる身になってしまう。


共同プロデューサーのブライアン・チャペックは本作でブラック・ウィドウが置かれている状況について「『シビルウォー/キャプテン・アメリカ』の直後が描かれるが、ブラック・ウィドウはソコヴィア協定を破り、ロス長官を裏切ることになってしまい、アベンジャーズは解散してしまう。そして彼女はどうにかロス長官から逃れるため、アメリカを去ろうとする所から始まるんだ。彼女はもう一度初めからやり直そうとするんだよ」と明かし、仲間のアベンジャーズと離れ一人で過去と向き合う姿が描かれていく。


②すでに明らかになっている過去

次にブラック・ウィドウについてすでに明かされている事実を振り返る。これまでブラック・ウィドウの過去は断片的に少しだけ明かされてきた。それは主に、昔はロシアスパイ暗殺者だったこと、レッドルームという場所でスパイになる訓練を受けたこと、そこで強制的に不妊手術を受けさせられたことだ。予告編ではブラック・ウィドウの「アベンジャーズになる前は間違ってばかり」という台詞が印象的だが、シリーズを通して彼女はたびたび過去を後悔し、良い人間になりたいと語っている。

10年に渡りブラック・ウィドウを演じてきたスカーレットヨハンソンは「この作品では“本当のブラック・ウィドウとは何者なのか?”を描いているわ。まだ彼女について知らないことを深く掘り下げないと、この映画を作る意味がないと思っていたの。ブラック・ウィドウの今までとは違う強さや弱さなど多くのことを改めて発見でき、それは『エンドゲーム』での究極の決断を本当に理解することにつながっているのよ」と明かし、今まで語られてこなかったブラック・ウィドウの知られざる姿が描かれているようだ。


③家族

最後は、アベンジャーズを“家族”と呼ぶブラック・ウィドウの過去に存在したもう一つの家族だ。スカーレットヨハンソンは本作のテーマは“家族”だと語っており、すでに明らかになっているのはブラック・ウィドウと同等の戦闘能力を誇る妹エレーナ、天才科学者の母メリーナ、ぽっちゃり体型が魅力の父アレクセイ=レッド・ガーディアンの3人だ。彼らについては未だ謎のヴェールに包まれているが、予告編には4人で食卓を囲み、ブラック・ウィドウの“猫背”をいじるユーモアに溢れたシーンが描かれている。

ブラック・ウィドウの過去を知るキャラクターとして重要な3人であることは間違いなく、ヨハンソンは「ブラック・ウィドウに家族がいたなんて驚きよね。ナターシャが人格を形成する上で、彼らがどんな影響を与えているのか?彼女にとってどんな人々だったのか?ナターシャは家族の中でどんな役割だったのか?そうしたファミリードラマが描かれているのよ」と明かし、家族との関係がブラック・ウィドウの過去を紐解くカギとなるようだ。

この3つのポイントを押さえておけば、映画が何倍にも楽しめること間違いなし。彼女の過去を知る“家族”と共に成し遂げようとすることは何なのか?ブラック・ウィドウが背負い続けてきた過去が明らかになる本作に、期待が高まるばかりだ。孤独な暗殺者だった彼女はなぜアベンジャーズというヒーローになったのか?そしてなぜ、衝撃の決断にいたったのか―この作品は、その背景につながる過去が描かれる。ブラック・ウィドウの過去に隠された陰謀をめぐる、究極のスパイ・アクションがついに幕を開ける!


■映画『ブラック・ウィドウ

7月8日(木)映画館&7月9日(金)ディズニープラス プレミア アクセス公開
※プレミア アクセスは追加支払いが必要です。

監督:ケイト・ショートランド
出演:スカーレットヨハンソン、フローレンス・ピュー、レイチェル・ワイズ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

(C)Marvel Studios 2021

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