チェルシーは4日、フランス代表FWオリヴィエ・ジルー(34)との契約延長を発表した。

クラブの発表によると、クラブは今年4月にジルーとの契約に盛り込まれていた1年間の延長オプションを行使。これにより、同選手は来シーズンもクラブに残留することになった。

2018年1月にアーセナルから加入したジルーは在籍3年半で公式戦119試合に出場し、39ゴール14アシストを記録。また、確度の高いポストプレーや勝負強さ、リーダーシップなどのプレー面に加え、真面目で陽気な人柄も相まり、すぐにチームメイトやファンの心を掴んだ。

しかし、なかなかレギュラーを掴み切れないシーズンが続き、常に移籍の噂がつきまとっていた中、今シーズンもプレミアリーグ17試合、チャンピオンズリーグ8試合など公式戦31試合に出場も、フル出場はわずかに1試合のみとなっていた。

そして、先日にはスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチのバックアッパーを探すミランと2年契約で合意に至ったとの報道が、イタリアメディアによってなされていた。

しかし、その報道からわずか数日後に今回の契約延長が公式にアナウンスされた。

チェルシーでディレクターを務めるマリナ・グラノフスカイア氏は、ジルーとの契約延長を以下のように説明している。

オリヴィエは2018年のFAカップ優勝に貢献し、2019年のヨーロッパリーグ優勝に向けて11ゴールを決めたりと、このクラブの多くの大きな場面で重要な役割を果たしてきました。彼は重要なゴールを決め続けており、今シーズンのチャンピオンズリーグ優勝に向けてもアトレティコ・マドリー戦での活躍は決して忘れられません」

「まだ多くの試合でプレーする必要があった中で、4月に彼の契約を延長するオプションを行使したとき、私たちにできる決断は一つしかありませんでした」

これまでワールドカップチャンピオンズリーグのタイトルを手にしてきたジルーは、フランス代表として臨む今夏のユーロ2020、そして来シーズンはプレミアリーグと、自身がまだ手にしていない重要なタイトルに挑戦することになる。

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