恋愛をしていくなかで「別れ」が訪れることもあります。

それはいつ訪れるかわかりません。

できるだけ避けたいですが、できれば告げられる側はせめて「納得できる理由」を言ってほしいものですよね……。

そうじゃないと、モヤッとした気持ちを抱えたまま引きずってしまうこともあるでしょう。

別れる理由にはよく聞く理由もありますが、「そんなことで?」と驚くようなケースもあるようです。

それらはふだんのデートなどにも隠れているようです。

今回は実際の体験談と共に、言われて驚きの「別れを告げられた理由」を集めてみました。

デートでのある一幕が原因

男性が別れを考えるとき、それはデートの中にも隠れています。

たとえばこういったケースがありました。

「何度かご飯デートをしていた相手がいつも『1000円でいいよ』『2000円でいいよ』と微妙な割り勘を言ってくるのですが、そんなに毎回細かいお札を持っているわけじゃないですよね。

そしたら『払う気がない子って万札しかないとか言うんだよね』って嫌味を言われてしまい、次のデートがなかったです」(31歳女性/企業受付)

これはもう付き合う前に金銭感覚の違いがわかって良かった……と考えた方が良いのかもしれません。

どんな状況であるのかはわかりませんが、たまたまが毎回続いてしまって、彼は「払う気がない子だ」と思ってしまってしまったのかもしれません。

その場合不運であったとしか言いようがないですが、一般的には相手がごちそうしてくれることや、多めに払ってくれることが分かっていたとしても、お会計のときに払う姿勢は見せたほうが好印象かもしれないですね。

指摘=彼にとっては嫌なこと?

自分は普通だと思っていることが、相手にとっては耐えられないことだった……。

こういうことって、深刻な状況にならないと分からなかったりするんですよね。

「私は猫っ毛なので、朝シャワーを浴びて髪を乾かしたい派なんです。でも、彼は『シャワーを浴びずにシーツの上に寝転ぶなんてありえない』と……。

じつはずっと『寝る前にシャワー浴びなよ』と言われてはいたのですが、そんなに苦痛に思われているとは思ってなくて。別れるタイミングでそれが理由って言われてショックでした」(26歳女性/ネイリスト)

これもまさにそのケースです。

彼女にとっては普通だったことは、彼の中では耐えられないことであったケースです。

お互いが「なぜ」を言い合えていたらもしかしたら結果は変わっていたかもしれません。

彼に指摘されていてスルーしていることがないか見直してみることは大事です。

もちろん、そのさいは「なぜそう言うのか」も自然に聞くことができれば、より安心かもしれません。

気持ちが裏目に出てしまって…

こちらはある意味「気持ちのすれ違い」から起こってしまったケース。

「同棲してから、私も彼と同じ会社で働いていたのに『家事もできないと思われたら結婚してもらえないかも』というプレッシャーで、全部家事を引き受けていたんです。そしたらどうしても余裕がなくなってしまって……。

『俺と一緒にいても楽しくなさそう。イライラしてる』という理由で振られてしまいました」(24歳女性/IT関連会社勤務)

これは同棲、結婚をすると多かれ少なかれ同じような問題が起きるカップルは多いようです。

頑張って尽くしたのに振られてしまうなんて悲しすぎますよね。ここで大事なのは、「なぜそうしたか」。

動機が「自分がやりたいから」ではなく「嫌われたくないから」だとすると、どうしても楽しくなさそうに見えてしまうでしょう。

男性は女性の機微に疎い、とも言われますが、じつは意外と態度などは見ているし、感じています。相手を思ううえでの行動でも、「やらされている」や「嫌われたくない」などのマイナスな感情での態度には男性も気づきます。

そこは気をつけたいところですね。

思っても言わない男性も悪いけど

別れを考えるほど思い詰める前に相談してくれれば……とビックリしてしまうような事情も、じつは相手は前から真剣に思い悩んでいたということも多いです。

思っていたなら言ってよ!というのが女性の本音だと思いますが、男性もなかなか言い出せるひともそう多くはありません。

とくに付き合ってまだそんなに長くない、であったり、逆に付き合いが長くなってきて、だとなおさら。

ただ、はっきり言わなくてもポロッと口に出すなど、男性側もさりげなくサインは出していることが多いです。

ふだんから彼がよく言っていること、態度の変化など、それを見逃さないようにしたいものですね。

(上岡史奈/ライター)

(愛カツ編集部)