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7歳少年が父と妹を助けるため1時間も川を泳ぎ続け救助を求める

photo by Pixabay

 楽しい川でのひとときが、悪夢に変わった。アメリカ・フロリダ州でボートに乗って川遊びを楽しんでいた親子が、激しい潮流にのまれ流されてしまったのだ。

 しかし、それを救ったのは一緒にいた長男だった。彼は、父と妹を助けるため、必死に岸まで1時間かけて泳ぎ、救援を要請。救助隊が駆け付け、父娘は無事に救助された。『New York Post』などが伝えている。

【川遊びをしていた親子、潮流にのまれる】


7-year-old boy swims 1 hour to shore to get help for family after boating mishap | ABC7

 5月28日、フロリダ州ジャクソンビルを流れるセントジョンズ川にボートを出して川遊びをしていた親子が、危機一髪の事態に巻き込まれた。

 父親のスティーヴン・パウストさんがボートの上で釣りを楽しんでいる間、息子チェイス君(7歳)と娘アビゲイルちゃん(4歳)を遊泳させていた。

 ボートのいかりは降ろされてあり、2人ともボートの後ろにつかまって遊んでいたという。

 ところが、突然強い流れが起こり、アビゲイルちゃんの手がボートから放れてしまった。それに気づいたチェイス君も、ボートから手を放して妹を捕まえようとしたが、潮流が速く、アビゲイルちゃんはどんどん流されていってしまった。

 スティーヴンさんはすぐに川へ飛び込み、アビゲイルちゃんを助けようと泳いだ。同時に、チェイス君に岸まで泳いで助けを求めるよう告げた。

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1時間かけて岸に辿り着き救援要請に成功

 チェイス君は、父と妹を救うため、必死に岸まで泳ぎ始めた。

 川の流れは、岸と反対方向に流れていたため、逆流の中を泳ぐことは容易ではなかったが、チェイス君は途中でエネルギーを使い果たさないよう、犬かきと背泳ぎで1時間かけて岸まで辿り着き、近くの民家に走って助けを求めに行った。

 通報を受けたジャクソンビル消防救助隊は、別の機関にも応援を要請し救助範囲を広げた結果、ボートから1.6kmほど離れたところにいる父娘を発見。

 救助隊の姿を見たスティーヴンさんは、精いっぱいの声をあげ、腕を振って助けを求めた。その後、2人は無事に救助された。

 後日、メディアの取材に応えたスティーヴンさんはこのように話している。

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何が起こるかわからなかったので、私はチェイスに「愛しているよ」と伝えました。最初の時点で、2人を助けようとしましたが、娘はボートから放れて流されて行ってしまい、それに追いつこうと必死だったものの、私自身水の中で疲れがピークに達していました。

救助隊の姿を見た時、息子が無事に岸まで辿り着いて助けを呼んでくれたのだと思い、ホッとしました。

息子が私と娘を救ってくれたのです。そして、神のおかげで私たち3人は今ここにいることができるのです。


 一方、勇敢な行動で父親と妹の命を救ったチェイス君は、次のように語った。

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妹が流されて、僕の手もボートから放れた時、とっても怖かった。どうやって泳いで岸まで行けたのか今となってはわからないけど、とにかく必死だったんだ。

 なお、スティーヴンさんはボートに乗る際の「6歳以下の子供にのみ、ライフジャケットを着用する必要がある」という安全規制を正しく守っており、その日アビゲイルちゃんはライフジャケットを着用していたという。

 このニュースを知った人々からは、「よくやった!表彰されてもいいぐらいだ」「ひとつ間違えれば惨事になっていたと思うけど、3人助かって本当に良かった」「こういう万が一に備えて、やっぱり子供に水泳を学ばせるのは大切なんだよね」「チェイス君はまさにヒーロー!」といった声が寄せられている。

written by Scarlet / edited by parumo

 
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