カルト的な作品を数多く発表してきた河崎実監督の特撮コメディ『地球防衛未亡人』(2月8日公開)で、元芸者の未亡人にして、宇宙怪獣と戦う地球防衛軍エースパイロットという特殊な役柄を演じた壇蜜。2014年も快進撃を止めない彼女に、ファンへの熱い思いを聞いてみた。

【写真を見る】飛躍の年なった2013年、一番の懺悔はファンクラブを解散したこと!?

怪獣の着ぐるみやミニチュアなど、アナログな特撮テクニックが投入されている本作。「今回の撮影で勉強になったのは、特撮は“角度”が大事っていうこと。合成するときにズレちゃうから。監督からは演技の指導以前に、何度も『もうちょい右!』って注意されました(笑)」と苦労もあったようだ。「とにかく『もうちょい右!』『もうちょい左!』っていうのが守れないと成立しないんですよ。だから、特撮映画って緻密なんだなっていうのは肌で感じました」。

奇抜な作品を生み出す監督との相性もピッタリだったと振り返る。「監督の世界観は、『どうかしてる』っていうよりも『どうかしてる…それがどうした!』というもの。1つのことだけをやっている、それしかできないからそれを提供している、という潔い姿勢。これは私にも繋がるものがあるなと。私もできることは少ないけど、そこは潔くやってるつもりなので」。演じることに対しては、普段の活躍ぶりからは想像もつかないほど謙虚だ。

かねてより「人の情報や愛情は4年で枯渇する」という持論を展開してきた壇蜜。これについては「どんなに頑張っても、枯渇する日は来る。正直言うと、最近は退くことを意識し始めてます。この世界で生きていくか、退くかっていうのは結局ファンありきですから」と迷うことなく語る。「私は猫を飼っているんですけど、ファンが私に対してゼニを落としてくれないと、その猫はいないわけですよ。ファンを具現化したものを飼っているわけだから、いつも敬語で話しかけています(笑)」とファン思いなエピソードを打ち明けた。

「一番の懺悔はファンクラブ事務所移籍のときにファンクラブを解散しちゃったんですよ。本当に申し訳なくて、200人ぐらいのファンひとりひとりに謝罪文を書きました」と2013年の後悔を語り始めた壇蜜。「だから2014年は何か還元できるものがあればいいなと。いま自分の収入の一部をファン還元用の口座に貯めているんです。もともとはファンのゼニで暮らしているわけですから、そのゼニをキャッシュバック式に何かの形で還元したい」と新たな野望を口にした。

3本目の主演作となる本作について「観終わった後、乾いた笑いができたのでよかったです(笑)。この映画に対しては、お客さんから乾いた笑いをもらうことが一番の賛辞だと思います」と控えめにアピールした壇蜜。「監督からことごとく言われていたんですけど、この映画は本当にゼニがなかったんですよ…。あとは公開して回収するのみです(笑)」と最後に冗談交じりに語った。低予算の特撮映画という壇蜜の新境地を、ぜひ劇場で噛みしめてほしい。【取材・文/トライワークス】

特撮コメディに主演した壇蜜。ファンへの熱い思いを語る!