
イギリスのスーパーで、買い物をしていた女性がレジで会計をしていたところ、バッグの中から生きたネズミが飛び出してきた。走り回るネズミに店内は騒然となり一時閉店を余儀なくされるという事案が発生した。
だがどうして女性のバッグに生ネズミが?その原因はすぐに明らかとなる。飼い猫の仕業だったのだ。
5月21日の午前9時過ぎ、イギリス・ワイト島レイク村にあるスーパーチェーン『ALDI(アルディ)』が、開店から1時間ほどで閉店を余儀なくされた。
その原因は、生きた1匹のネズミだった。
当初、店側はその理由を明らかにしていなかった。そのため、来店した買い物客らは、理由を知ることなく、他の店に移動しなければならなかった。
スーパーのような食品を扱う店にとっては、衛生管理は言うまでもなく最優先事項だ。しかし、今回のネズミは店側の責任ではない。買い物客が意図せず持ち込んでしまったのだ。
ある女性買い物客が、レジで財布を取り出そうとしてバッグを開けたところ、中から突然生きたネズミが飛び出してきたという。
ネズミは、店内の通路を走り去って行ったことから、店側は一旦閉店にするしかなかったようだ。
それにしても、なぜバッグにネズミが入っていたのか。この女性がペットとして連れて来ていたわけではない。その原因は飼い猫にあった。
飼い猫が追いかけていたネズミがバッグの中に潜んでいた!
いきなりネズミが自分のバッグから飛び出したのを見た女性と店のスタッフは、パニックになった。
店側と他の買い物客に迷惑をかけた女性は、その後匿名で、Facebookのプライベート・グループアカウントでこのように心境を打ち明けた。
飼い猫のせいで、私は本当に死ぬほど恥ずかしい思いをしました。今朝、猫が前の晩に捕まえたとみられるネズミの死骸を、家の中で見たばかりだっていうのに、今度はスーパーでバッグから生きたネズミが飛び出してきて…。
レジにいた男性が、ネズミを捕まえようと追いかけている間、私はひたすら恐縮し、謝り続けていました。
女性は、飼い猫が逃げ回るネズミの1匹を仕留めたが、別の1匹は女性が知らない間にバッグに逃げ込んだのではと推測している。
バッグの中にネズミが入っていることなど全く気付かずに、女性はそのバッグの中身を確認することなく買い物に出てしまったようだ。
店のスタッフが四つん這いになってスマホのライトで何かを探している姿を目撃した別の買い物客は、メディアにこう答えている。
女性スタッフが、他のスタッフに『ダメ、見つからないわ』と言っている声が聞こえたの。あの時は何を探してるのかと思ったけど、ネズミだったのね。あの時は衛生と安全の理由上で閉店にすると言われただけだったから
閉店理由が猫を飼っている女性のバッグの中のネズミだと知った他の買い物客の中には、「なんだか女性が気の毒」と同情を口にする者もいた。
なお、ALDI側は後に通常通り営業を再開させたことを発表したが、バッグから飛び出たネズミを捕まえたのか否かについては明らかにしていない。広報担当からもこの1件についての説明は一切ないということだ。
というか猫って飼い主に貢物として狩った小動物を差し出したりするよね。女性はバッグに逃げ込んだと思っているようだが、もしかしたら猫は、女性へのプレゼントとしてバッグに入れたのではという気がしなくもない。
っていうかネズミ算的に考えると、この女性の家にはかなりの数のネズミがいそうだね。猫は結構貢献しているようなので、猫に対して穏便な態度をとってくれると良いのだけれど。
Top image:photo by Pixabay /References:Mirror /
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