現地時間8日、カタールワールドカップ(W杯)南米予選第8節の5試合が行われた。

3月に開催予定だった第5節と第6節が延期となった中、第8節が前倒しで開催された。

2位のアルゼンチン代表(勝ち点11)は6位のコロンビア代表(勝ち点7)とアウェイで対戦。両者とも勝ち点3が欲しいなか、2-2の引き分けとなった。

試合は立ち上がりにアルゼンチンが猛攻。3分に右サイドでFKを得ると、ロドリゴ・デ・パウルが右足でクロス。これをボックス中央でクリスティアン・ロメロがヘッドで合わせ、アルゼンチンが先制する。

さらに8分には右CKからのリオネル・メッシのクロスはDFがクリア。これがメッシの元へとこぼれると、メッシは仕掛けからクロス。これもブロックされると再びメッシへボールが戻るが今度はシュートを狙うがまさかの空振り。しかし、混戦の中パスをつなぐと、最後はレアンドロ・パレデスが細かいタッチでボックス内を仕掛け、最後は冷静に流し込んで追加点を奪う。

立ち上がりで2点のリードを奪ったアルゼンチン。アウェイで試合を優位に進めていた中、33分にアクシデント。右からの折り返しをキャッチに出たGKエミリアーノ・マルティネスに対し、ジェリー・ミナが飛び込むと接触。マルティネスはキャッチしたものの、頭部から地面に叩きつけられ、起き上がれず。そのまま担架で運びだされ、アグスティン・マルチェシンが代わりにピッチへと入る。

不穏な空気が漂うアルゼンチンは、49分にニコラス・オタメンディがボックス内でファウル。これで得たPKをルイス・ムリエルが決めて1点差に。それでもアルゼンチンがしっかりと守り試合を進める。

アルゼンチンは徐々に盛り返し、84分にはメッシがボックス内から強烈なシュート。しかし、これはGKダビド・オスピナが素晴らしい反応を見せてセーブする。そのまま試合終了かと思われたが、最後にドラマが。後半アディショナルタイム4分にフアン・クアドラードが右サイドからクロス。これをファーサイドで待っていたミゲル・ボルハがヘッドで合わせて同点に。そのまま2-2で引き分けに終わった。

首位のブラジル(勝ち点15)は、4位のパラグアイ(勝ち点7)とアウェイで対戦し、0-2で勝利した。ネイマールロベルトフィルミノの2トップで挑んだブラジルは、4分にボックス右を仕掛けたガブリエウ・ジェズスからのクロスをボックス中央でリシャルリソンがスルー。最後はネイマールが落ち着いて決めて先制する。

その後は、互いに攻め込むシーンがありながらもスコアが動かずに試合終盤へ。すると後半アディショナルタイム3分には、中央をドリブルで持ち上がったネイマールからのパスを受けたルーカス・パケタがゴール。0-2でブラジルが勝利し、6連勝とした。

そのほか、ウルグアイ代表はベネズエラ代表にゴールレスドローペルー代表はエクアドル代表に1-2で勝利し、今予選初勝利。チリ代表はボリビア代表にホームで1-1と引き分けた。

カタールW杯南米予選第8節

▽6/8(火)
コロンビア代表 2-2 アルゼンチン代表
0-1:03分 クリスティアン・ロメロ(アルゼンチン)
0-2:08分 レアンドロ・パレデス(アルゼンチン)
1-2:51分 ルイス・ムリエル(コロンビア)[PK]
2-2:94分 ミゲル・ボルハ(コロンビア)

パラグアイ代表 0-2 ブラジル代表
0-1:04分 ネイマール(ブラジル)
0-2:93分 ルーカス・パケタ(ブラジル)

チリ代表 1-1 ボリビア代表
1-0:69分 エリック・プルガル(チリ)
1-1:82分 マルセロ・モレーノ(ボリビア)

エクアドル代表 1-2 ペルー代表
0-1:62分 クリスティアン・クエバス(ペルー)
0-2:88分 ルイス・アドビンクラ(ペルー)
1-2:92分 ゴンサロ・プラタ(エクアドル)

ベネズエラ代表 0-0 ウルグアイ代表

【順位表】カタールW杯南米予選第8節
勝点(試合数/勝/分/負/得点/失点)

1位:ブラジル 18(6/6/0/0/16/2)
2位:アルゼンチン 12(6/3/3/0/9/5)
3位:エクアドル 9(6/3/0/3/14/10)
4位:ウルグアイ 8(6/2/2/2/7/7)
5位:コロンビア 8(6/2/2/2/11/13)
6位:パラグアイ 7(6/1/4/1/6/7)
7位:チリ 6(6/1/3/2/8/8)
8位:ボリビア 5(6/1/2/3/9/14)
9位:ベネズエラ 4(6/1/1/4/2/9)
10位:ペルー 4(6/1/1/4/6/14)

UEFA EURO 2020TM サッカー欧州選手権WOWOWで完全生中継・ライブ配信!
開幕戦「トルコvsイタリア」は無料放送!
>>詳しくはこちら

サムネイル画像