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日照時間の少なかった5月とうって変わって、6月上旬は日差しに恵まれた日が多くなりました。最高気温も今日(10日)には道内でも初めて30度を超え、いよいよ夏本番の様相を呈してきました。では、この先の北海道は季節は順調に進むのか。最新の1か月予報をもとに天候の特徴をまとめてみました。

すっきりしない5月から 広く晴れた6月初め

5月の北海道の日照時間は、オホーツク海側を中心にかなり短く、平年の7割から8割程度しかありませんでした。
しかし、6月に入ると晴れた日が多くなりました。日差しとともに気温も上がり、今日午後3時までの最高気温は最も高い十勝地方の新得で31.9度など、道内アメダス173地点のうち30度以上の真夏日の地点が21地点ありました。
明日(11日)も晴れて、オホーツク海側の内陸を中心にさらに気温の上がる所もありそうです。まだ体が暑さに慣れていないため、熱中症には十分な対策が必要です。また、気温が高いと食べ物も傷みやすくなりますので、食中毒にも注意して下さい。

1週目(6月12日~6月18日) すっきりしない天気に

しかし、全道的に晴れるのはここまでとなりそうです。12日(土)以降は気圧の谷が通過する影響で広い範囲で曇り空となるでしょう。道北などで雨の降る日もある見込みです。
この気圧の谷が抜けたあとも、すぐに南から湿った空気が入って太平洋側を中心に雲が広がりやすい状態が続くでしょう。
すっきりしない天気が続く見込みです。

2週目(6月19日~6月25日) 平年並みだがオホーツク海高気圧の影響も

高気圧と低気圧が交互に通り、天気は数日の周期で変わるでしょう。この時季らしい天気経過となる見込みです。
季節外れの暑さも落ち着きます。平均気温はほぼ平年並みに戻り、また、オホーツク海高気圧の影響を受けてオホーツク海側では平均気温が平年並みか低くなる見込みです。農作物への影響が気になるかもしれません。

3~4週目(6月26日~7月9日) 引き続き平年並みの傾向

高気圧と低気圧が交互に通り、数日の周期で天気が変わる状態が続く見込みです。平均気温もほぼ平年並みでしょう。
季節の歩みは順調に進む見込みです。降水量も平年並みで、北海道らしい夏となりそうです。
ただ、この時季になると札幌の最高気温の平年値で24度前後となり、少し暖気が強まるなどするだけで簡単に25度を超えるようになってきます。
情勢的になかなか難しいとは思いますが、暑さに慣れるために意識して体を動かすようにするとよさそうです。

北海道の1か月予報 平年より高い気温は1週目までか