集英社が発行する文芸誌「すばる」2021年3月号に掲載された、高瀬隼子・著「水たまりで息をする」が、第165回芥川龍之介賞にノミネートされました。

すばる2021年3月号/集英社
【「水たまりで息をする」あらすじ】
ある日、夫が風呂に入らなくなったことに気づいた衣津美(いつみ)。夫は水が臭くて体につくと痒くなると言い、入浴を拒み続ける。彼女はペットボトルの水で体をすすぐように命じるが、そのうち夫は雨が降ると外に出て濡れて帰ってくるように。そんなとき、夫の体臭が職場で話題になっていると義母から聞かされ、「夫婦の問題」だと責められる。夫は退職し、これを機に二人は、夫がこのところ川を求めて足繁く通っていた彼女の郷里に移住する。そして川で水浴びをするのが夫の日課となった。豪雨の日、河川増水の警報を聞いた衣津美は、夫の姿を探すが――。

第165回芥川賞候補作「水たまりで息をする」は、7月13日(火)に集英社から発売されることが決まりました。

【書誌情報】
書名:『水たまりで息をする』
著者名:高瀬隼子
定価:1,540円(10%税込)
発売日:2021年7月13日(火)
ISBN:978-4-08-771769-3
四六判ハードカバー

【著者プロフィール】
高瀬隼子(たかせじゅんこ)
1988年愛媛県生まれ。立命館大学文学部卒業。2019年「犬のかたちをしているもの」で第43回すばる文学賞を受賞、2020年に同作で単行本デビュー。『水たまりで息をする』は、2冊目の著作となる。

配信元企業:株式会社集英社

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ