アムロ・レイシャア・アズナブル最後の戦いを描いた『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(88)の映画公開から33年。その続編とも言える『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が本日、いよいよ劇場公開となった。

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同作のベースとなったのは、『逆襲のシャア』公開翌年から発表された富野由悠季による同名小説。『逆襲のシャア』にも登場したブライト・ノアの息子、ハサウェイ・ノア反地球連邦政府運動マフティーのリーダーとして、アムロシャアから受け継いだ理想や意志をどういう形で、どのように行動に移していくべきか悩む姿が描かれる。

ここでは、マフティー台頭に至る宇宙世紀の歴史を、各作品で描かれた戦争&紛争に焦点を当ててプレイバック。公開直前のざっくり振り返りに活用しよう!

■U.C.0079 一年戦争

機動戦士ガンダム」(79〜80)で描かれた一年戦争地球連邦からの独立を目指し、サイド3のジオン公国宣戦布告。多くの人命が失われたコロニー落とし、MSの投入によって戦争の形が大きく変化した。

■U.C.0083 デラーズ紛争

機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」(91〜92)で描かれたデラーズ紛争。ジオンの残党デラーズ・フリート地球連邦宣戦布告核兵器を搭載したガンダム試作2号機の存在、新たなコロニー落としが実行され衝撃を与えた。

■U.C.0087 グリプス戦役

機動戦士Zガンダム」(85〜86)で描かれたグリプス戦役ジオン残党の掃討が目的の地球連邦ティターンズが過激化。それに反発する組織エゥーゴと対立。ジオン残党アクシズを交え、三つ巴の戦争状態に入った。当時ハサウェイは7歳だった。

■U.C.0088 第一次ネオ・ジオン戦争

機動戦士ガンダムZZ」(86〜87)で描かれた第一次ネオ・ジオン戦争。アクシズが「ネオ・ジオン」と名を改め、ザビ家再興を宣言。だがハマーン・カーン(声:榊原良子)の傀儡政権に反発する勢力の内乱により自滅の道を辿る。当時ハサウェイは13歳だった。

■U.C.0093 第二次ネオ・ジオン戦争

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(88)で描かれた第二次ネオ・ジオン戦争。新生ネオ・ジオン総帥のシャアが、全人類を地球から移民させる〈地球寒冷化作戦〉を立案。それを阻止すべく動き出したアムロとの最後の戦いになった。

■U.C.0105 マフティーの動乱

そして『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』で描かれるのは、マフティーによる動乱。強制的に民間人を宇宙へと連行する非人道的な政策「人狩り」を行う地球連邦政府。マフティーは連邦政府高官を暗殺するという苛烈な行為で抵抗を開始する。ハサウェイは現在25歳。

劇中の時間にして実に26年。宇宙世紀の人類は数々の戦争・紛争を体験してきた。その大きな歴史のうねりの中で、いかに人々は傷つき、希望を見出してきたのか。そして、『閃光のハサウェイ』で描かれる人類の運命とは?その答えは、ぜひ映画館で目撃してもらいたい!

文/編集部

ブライト・ノアの息子ハサウェイを主人公にした物語が展開/[c]創通・サンライズ