日本代表の森保一監督が、1-0で勝利したセルビア代表戦を振り返った。

11日にノエビアスタジアム神戸セルビアとの親善試合を行った日本代表。欧州の強豪との貴重な実戦でありながら、相手の指揮官は日本とも所縁の深いドラガン・ストイコビッチ監督であることから、試合前から注目度の高い一戦となった。

内容では、調整不足とはいえ相手はやはりヨーロッパの高いレベルにあり、ここ最近のような余裕の展開とはならず。それでも後半立ち上がりのFW伊東純也のゴールで完全に主導権を握ると、FWオナイウ阿道の幻のゴールもありながらリードを守り切り1-0の勝利を収めた。

森保監督も、相手のインテンシティの高さに苦しめられたと振り返りながらも、攻めの姿勢を崩さなかったチームを高く評価しているようだ。

セルビアはある程度ボールを持たせてくれましたが、局面でインテンシティが高く、我々の攻撃に対して時間とスペースを与えず、簡単にこじ開けさせてはくれませんでした。我々に求められた部分は、その強度の中で戦えたかどうか、技術を発揮できたかどうかにあって、プレッシャーをかわして狙い通り攻撃できたかどうかが重要でした」

「無失点で勝てたのは良かったと思います。幻のゴールとなってしまいましたけど、2点目を奪いに行く姿勢を評価しています」

また、デビュー戦となったオナイウ阿道や、決勝ゴールの伊東についても言及。互いに強みを生かした戦いをしてくれたと満足感を示している。

「(オナイウ阿道について)前回と今回で違うのは、J1で結果を出しているというところです。チームで結果を出して、代表でプレーするチャンスを掴み取ってくれました。今日の前半が微妙だった中、トップでボールを収めてくれたり、背後を狙ってくれたり、守備の部分でも普段横浜F・マリノスでやっているプレーを代表でも出してくれたと思っています」

「(伊東について)攻守ともにアグレッシブプレーしてくれたと思います。なかなか攻撃の部分で前線にボールが入らなかった時間帯も我慢強くチームのためにプレーしてくれました。幻のゴールになりましたけど、後半のリードしている中で、良い守備から良い攻撃で彼が抜け出してクロスを送ったプレーは彼の良さが出ていたと思います」

「守備面でも、システム的にミスマッチが起こる中、相手のウイングバックをなかなかケアできないところを、彼が献身的に働いてくれました」

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