野田クリスタル・明石家さんま

12日放送『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)にマヂカルラブリー・野田クリスタルが登場。自身も優勝・審査経験のあるピンネタの祭典『R−1グランプリ』の審査基準に疑問を抱く一幕があった。


◼正統派女芸人?

この日はお笑い第7世代の人気女トリオ・3時のヒロインに対し、女ピン芸人・あぁ~しらき、牧野ステテコ、納言・薄幸が不満を吐露していく展開となった。

角刈りのかつらに全裸を思わせるベージュの全身タイツ、胸元に「女」と書いたフンドシ姿のしらき、素朴な外見で「疎開先のムードメーカー」とイジられる牧野に対し、薄は「これが本物。女芸人の正統派」だと主張。

キラキラした女性像を体現し、女優業やCMに進出する従来の女芸人らしからぬ3時のヒロインが「イロモノ」だと斬り捨てる。


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◼しらきの持ちネタに…

そんな正統派女芸人・しらきが『R−1』で1回戦落ちだと判明。初対面の明石家さんまは「どうしたら1回戦で落ちるの? その格好で黙って舞台に立ってるだけで通る」と信じられない様子だったため、実際にネタを披露する流れに。

リズムに合わせて「あぁ~あぁ~あぁ~しらき」と歌いながらコミカルな動きをするのがしらきの持ちネタ。

かめはめはぁ~あぁ~あぁ~しらき」、ラジオ体操の動きから「あぁ~あぁ~あぁ~しらき」と、どのような場面からも「あぁ~しらき」につなげていくしらきにスタジオは爆笑。その後も、しらきのネタをリクエストする声が殺到した。

◼野田とさんまの総評は…

『R−1ぐらんぷり2020』優勝、『R−1グランプリ2021』で審査員を務めた野田は「これは審査員が悪い。余裕で1回戦突破できる」と審査基準に納得できない表情を浮かべる。

さんましらきのネタを「みんなが中毒になっている」と高評価。「これは1回戦で落とした審査員がホンマに悪い」と野田に賛同した。


◼視聴者も爆笑

当然、この場のノリや空気、さんまや野田らのイジリもあってのことだが、しらきのネタはスタジオを大いに盛り上げた。『R−1』の審査基準に不満を吐露した野田やさんまにも、本心の部分があったのかもしれない。

視聴者からも「あぁ~しらき、向上委員会まで届いたか」「今日の向上委員会やばいわ、しらき中毒」「あぁ~しらき クッソおもろい」「1回戦落ちだって油断して見てたらやられた」と好意的な意見が寄せられている。

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(文/しらべぇ編集部・サバマサシ

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