マイボイスコムは6月9日、4回目となる「自宅での食事スタイル」に関するインターネット調査の結果を発表した。1年前と比較して、夕食時に外食する回数が「増えた」人はわずか2.5%で、「減った」人は50.7%、「変わらない」という回答は45.9%となっており、2016年調査との比較では「減った」人が増加している。

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 同調査は、5月1~5日の期間に実施し、1万8件の回答を得ている。調査結果によれば、夕食を外食で摂る頻度は「年に数回程度」が2割で、「ほとんど外食はしない」は35.1%と、2016年に実施された調査と比較して増加した。

 夕食時に外食する回数が減った理由(複数回答)では、「新型コロナウイルス感染拡大の影響」(86.3%)がもっとも多く、以下「飲み会などの夜のつきあいの機会が減った」「節約」「外食をするお金の余裕がない」「生活パターンの変化」がそれぞれ10%台で続いた。ただ、10~30代の男性では、「新型コロナウイルス感染拡大の影響」を挙げる比率が他の層よりも低い。

 自宅で夕食を用意する時に利用することがあるものとしては(複数回答)、「店で購入したお惣菜」が57.6%、「レトルト食品インスタント食品、レンジアップ商品など」が38.9%、「店で購入したお弁当」「市販のあわせ調味料、料理の素」「調理済みの冷凍食品」が3割前後だった。

 ここ1年ほどの期間に、自宅での食事で増えたこととしては(複数回答)、「夕食を自宅で食べる」が23.4%、「昼食を自宅で食べる」が16.8%、「飲食店のテイクアウトを利用する」「家飲みをする」「家族でそろって食事をする」がそれぞれ1割強となっている。

 ここ1年ほどの期間に、自宅での料理に関することで増えたこととしては(複数回答)、「自分で料理を作る」が22.1%、「家族が作ったものを食べる」「お惣菜の利用」「冷凍食品やレトルトの利用」「インターネットのレシピサイトの利用」がそれぞれ10%台となった。

 女性全体では「自分で料理を作る」、60~70代の女性では「食材を余らせないよう工夫したメニュー」、夕食の外食回数が非常に減った層では「自分で料理を作る」「冷凍食品やレトルトの利用」を挙げる回答が多い。

 直近1年間での、自宅での食事にかける費用の変化を尋ねた質問では、「増えた」が3割強となる、夕食の外食回数が非常に増えた層では6割弱、非常に減った層では5割弱に達している。

ここ1年間での夕食時の外食、「減った」が5割超に