なでしこジャパンは13日、カンセキスタジアムとちぎでメキシコ女子代表戦に臨み、5-1の勝利を収めた。

10日に行われたウクライナ女子代表戦との国際親善試合を8-0の快勝で飾ったなでしこメキシコ女子戦は今月下旬に予定する東京オリンピックメンバー発表前最後のアピール場となる。その一戦で[4-4-2]のシステムが用いられ、GK池田が最後尾を務め、最終ラインに清水、熊谷、南、宮川。2列目に籾木、林、中島、長谷川が並び、岩渕と田中が2トップを形成した。

そのなでしこは立ち上がりから攻撃の主導権を握り、7分に右サイド深くの岩渕が折り返したボールにボックス右の田中が右ポスト直撃の右足ダイレクトシュート。続く19分にも岩渕がスルーパスを出すと、最終ラインのスペースを抜け出した田中が右足でフィニッシュに持ち込み、チャンスを作るが、相手GKの正面を突く。

なかなかゴールを決められないなでしこは28分に熊谷のボールロストからカウンターを受け、相手の圧力を受け始めるが、エースが停滞感を吹き飛ばす。35分、林からパスを受けた岩渕が対峙する相手DFを巧みなフェイントで揺さぶり、右に切り込んだところで右足シュート。これがゴール右に決まり、前半のうちに先制した。

さらに、後半開始早々の46分に南のロングボールを受けた岩渕が左サイド深くから左足で折り返すと、ゴール前の田中が右足で押し込み、2-0に。その3分後に自陣左サイドから切り崩され、ゴンサレスにゴールを許したが、敵陣左サイドでFKのチャンスを獲得した54分に中島の素早いリスタートをボックス左で受けた岩渕の折り返しを中央の籾木が押し込み、突き放した。

その後、塩越、木下、杉田、遠藤を立て続けに入れ、システムも[4-3-3]に変更すると、その1分後に4点目。遠藤がボックス左に持ち込み、左足で折り返すと、ファーサイドで受けた木下が右足で代表初ゴールを決めた。続く81分には高橋、三浦も投入。87分には中島の浮き球パスを相手最終ラインの背後で受けた遠藤が右足でネットを揺らして、勝負を決した。

先制まで攻めあぐねたなでしこだが、終わってみれば東京五輪メンバー発表前最後の試合も5-1の快勝で飾っている。

なでしこジャパン 5-1 メキシコ女子代表
なでしこ
岩渕真奈(前35)
田中美南(後1)
籾木結花(後8)
木下桃香(後29)
遠藤純(後42)
メキシコ女子】
ゴンサレス(後4)

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