藤基神社

1849年に建てられた新潟県村上市の「藤基(ふじもと)神社」は、徳川家康の異母弟といわれている内藤信成公を祀っている。その神社の社務所で、とある事件が起きた。しらべぇ取材班は、神社の禰宜(ねぎ)である小島氏から詳しく話を聞いた。


■女児による朱肉を使った犯行

小島氏は、神社公式アカウント上に「新潟県村上市在住の女児(3)による朱肉を使った犯行です。犯人は現在逃走中です」と写真付きで投稿。

12日午後4時半現在、25.4万件のいいねが押されており、コメントも791件寄せられている。


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■他の場所から持ち込んだ

小島氏によると、この事件が起きたのは12日朝。宮司らが地鎮祭のため外出しており、スタッフが手薄というすきをつかれたという。場所は社務所内の大広間で、女児は御朱印用の朱肉を他の場所からわざわざ持ち込んでいたそうだ。

女児が手洗い場にいたところを小島氏が発見したが、手を真っ赤にし、ひと仕事終えて充実した様子だったという。この女児は小島氏の娘さんだった。

■すぐに畳の掃除に着手

小島氏らスタッフ3人が、すぐに畳の掃除に着手。洗濯用や食器洗い用の洗剤を、畳に吹き付け雑巾で懸命に拭き取った結果、1時間後にはきれいになったそうだ。畳にインクがしみないように、とにかくスピード感を持って作業を行ったという。

その後、「犯人は無事確保され、反省しているようなので、保護観察処分と致します。御朱印用朱肉は新調いたしますのでご安心ください」となどとツイート


■金魚のようできれい

小島氏は「コメントは楽しく読ませていただいた。大変な反響に非常に驚いている」と語った。返信欄には「金魚のようできれい」といったコメントが多く寄せられている。

旧村上城内にある社殿は、「市有形文化財」と「歴史的風致形成建造物」に指定されており、日光東照宮と同じ「権現造(ごんげんづくり)」。祀られている内藤信成公もさぞかし驚かれているに違いない。

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(取材・文/しらべぇ編集部・おのっち

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