女優の加賀まりこが、今年公開予定の主演映画『梅切らぬバカ』で、ドランクドラゴン塚地武雅と親子役で共演することが決まった。加賀は1967年公開の映画『濡れた逢びき』以来、54年ぶりの主演作となる。本作は、メガホンを取った和島香太郎監督のオリジナル脚本。老いた母親と自閉症の息子が、地域のコミュニティとの交流を通じて自立の道を模索する姿を描いた物語だ。11日に開幕する「第24回上海国際映画祭」のアジア新人部門作品賞にノミネートされた同映画は現地で初上映が予定されている。

 加賀は、高校在学中の1960年にスカウトされ芸能界へ。その後、数々の映画やテレビドラマに出演し、小悪魔的なルックスと高い演技力で人気女優へと上り詰めた。その一方で、歯に衣着せぬ発言などから“生意気”とのレッテルを貼られ、容赦ない言動が波紋を呼ぶこととなった。

 なかでも、1989年から6代目司会者を務めた人気音楽番組『夜のヒットスタジオ SUPER』(フジテレビ系)では暴言ぶりが災いして“元祖毒舌女王”などといわれ、伝説と化した。当時の加賀は、出演アーティストへの傍若無人な振る舞いで反感や不評を買い、番組低迷の原因の一つになったともいわれている。

 加賀は、初登場時に「歌手の人にこびない司会をやります」と宣言。その放送回には、人気ロックバンドPRINCESS PRINCESSが登場した。だが、加賀はリーダーシンガーソングライターの奥居香(現:岸谷香)にとんでもない毒舌を吐いたのだ。

 「加賀は宣言通り、奥居に対して『ブタ』『生理中なんじゃないの』などの暴言を浴びせ、プリプリを『なんか、汚い!』と表現したよう。奥居は持ち歌の披露後に、悔しさのあまり楽屋で泣いていたという話も。奥居は同日、番組終了後に生放送ラジオポップンルージュ』(TBSラジオ)で、加賀の発言に対して『あのおばさん感じの悪い人!本当に嫌い!』と激怒したんだとか」(芸能ライター)

 だが、プリプリは同年11月に再び『夜ヒット』に出演している。

 「今度は当時、熱愛騒動で写真誌をにぎわせていたメンバーを加賀がイジり出したのです。打ち合わせにはなく、突如言及したことに気に入らなかったのか、奥居はその夜の『ポップン』内で再び怒りをあらわに。以降、メンバー全員が『夜ヒット』への出演を拒否する事態に発展し、二度と出演することはありませんでした」(前出・同)

 ​>>おのののか、オトコを巡った“三角関係”でダレノガレの作り話に激高? 露出減少のきっかけか<共演NG?【犬猿の仲】の有名人><<​​​

 当時、加賀と一緒に司会を務めたのが、タレント古舘伊知郎だ。毎度、歌唱前のトークでは不適切な発言が多く見られた加賀だが、そのフォローに回ったのは古舘だった。ところが、これらの騒動が原因かは不明だが、『夜ヒット』は1990年10月をもって、放送が終了した。

 「これまでの言動を反省した加賀は、周囲に更年期によるイライラが原因だったと明かしていたという噂が。すると、1993年3月に放送された『夜ヒット』の特番に病欠中だったキーボードミュージシャン・今野登茂子を除くメンバー4人が生出演。さらに、1994年10月放送の特番では“夜ヒットの思い出”として、奥居がVTRコメント出演を果たしました。このことから、両者の間ではすでに和解していたのでは」(芸能関係者)

 加賀は、2017年10月放送の『良かれと思って!』(フジテレビ系)に出演し、“夜のヒットスタジオ騒動”について言及。番組で当時の発言を振り返った加賀だが、悪びれる様子もなくニッコリしながら毒舌を全開にした。

 加賀のキャラが浸透していたからこそ、許された発言だったのかもしれない。今の時代ともなると炎上はおろか、芸能界追放の危機も起こりうるであろう。

加賀まりこ