猫は箱が大好きですが、その中でも“好み”というものがあるようで、特定の箱を「お気に入り」にしている場合もしばしば。古びてきたため「捨ててきて」と言われたお気に入りのダンボール箱に入り、無言で「捨てないで」とお願いをする可愛い黒猫さんの姿をTwitterで発見しました。

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 この黒猫さんは1歳半の男の子、たらくん。TwitterユーザーSatoshi Kawaichiさんがアメリカの動物病院から引き取り、現在はKawaichiさんご一家とデンマークで暮らしています。

 Kawaichiさんに話をうかがうと、たらくんお気に入りの段ボール箱は「もともとは妻の自転車パーツタイヤとブラケットカバー)が入っていました」とのこと。今から1か月ほど前のことだそうです。

 それまでは衣類整理用の箱などに入っていた、というたらくん。大きさがちょうど良かったんでしょうか、中に入って寝るようになったそうです。

 たらくんが気に入ったこともあり、段ボール箱には寝やすいよう毛布が敷かれ、側面には小さな窓がいくつか設けられました。いわゆる“ご寝所”的な感じになったんですね。

 たらくんお気に入りの段ボール箱、それが捨てられる危機に瀕したのは、来客がある、というのがきっかけだったとか。その様子をKawaichiさんは「妻に、たらのお気に入りの段ボール箱を捨ててくるように頼まれたのですが……できませんでした」とツイート

 ツイートに添えられた写真には、段ボール箱に入って無言の「捨てないで」アピールをするたらくんの姿が。これはいじらしいですね。

 Kawaichiさんは「ボロボロになってきた箱は見栄えが良くないということで、捨てるつもりだったそうです」と、妻の気持ちを推し量っています。でも、お気に入りの箱が無くなるのはつらいですよね……それで、たらくんも箱に入ってアピールをしたようです。

 たらくんの気持ちにほだされ、Kawaichiさんも「『ほら、あんなに気に入っているよ』等、説得してなんとか捨てられることを回避できました」と、たらくんの味方になり、なんとか捨てられずにすんだ段ボール箱。改めて、元あった場所に戻され、毛布も敷きなおされたそうです。

 なんとか守ることができた、お気に入りの段ボール箱。たらくんは中で丸くなり、安心したように眠っています。

 猫は快適な場所を知っている、というのは、猫と暮らす人々の間では知られた話ですが、この段ボール箱も、たらくんにとって安心できる“快適な場所”なのかもしれませんね。

<記事化協力>
Satoshi Kawaichiさん(@satoshikw1)

(咲村珠樹)

「どうか捨てないで」お気に入りの段ボール箱を守りたい黒猫が無言のアピール