人気お笑いコンビ・チョコレートプラネット(長田庄平、松尾駿)がYouTubeで展開し、地上波でもムーブメントになった「悪い顔選手権」。その新作とも言える「意識高い系ドヤ顔選手権」なる動画が6月11日に公開され、わずか3日で56万再生を記録するなど、視聴者の笑いを誘っている。

(参考:【写真】知ョコレートプラネットのふたりが披露した「意識高い系ドヤ顔」

 「悪い顔選手権」が誕生したのは、昨年11月。報道番組などでよく流れる容疑者逮捕時のニュース映像にインスパイアされ、長田と松尾のどちらが”悪い顔”ができるかを競い合う、というものだ。これが大ブレイクし、GENERATIONS from EXILE TRIBEの中務裕太&関口メンディー、純烈、そしてあの古舘一郎が参戦するなど、話題を広げてきた。

 そんななか登場した「意識高い系ドヤ顔選手権」。「悪い顔」よりやや難題な“あるある”になるが、そこは器用なチョコプラのふたり。長田が部下に「昨日の会議のアジェンダのエビデンスをフィックスしてコミットさせといて」と、デタラメなビジネス用語で指示を送る姿を演じれば、松尾はスムージーを飲みながらAI関連のニュースを検索。「悪い顔選手権」以上にデフォルメされたキャラクターになりきり、”ドヤ顔”を見せていく。

 その後、「ココナッツオイルを流行らせた人」「ドイツの新しい教育法を日本に持ってきた人」「スウェーデンの新しい文房具を輸入し、代々木上原で店舗経営している人」など、その人物像を考察していくのも「悪い顔選手権」から引き継がれた構成で、ふたりの大喜利能力の高さがうかがえて面白い。だんだんと“悪い顔”にしか見えなくなっていく、松尾の表情にも注目だ。

 ちなみにこの動画はLINEの音声検索・音声操作を解説するプロモーション動画となっている。いわゆる“案件動画”は、かつては商品やサービスをストレートにレビューするものも多かったが、現在はいかに視聴者の関心を惹く企画に絡めて展開するかが重要になっている。アイデアが豊富で、先が気になる動画を生み出すことができるチョコレートプラネット。ネットカルチャーとの好相性もあり、視聴継続率の観点からも企業に重宝されていきそうだ。

 そうしてマネタイズがうまくいけば、YouTubeでの活動にも力が入るというもの。次なる「○○顔選手権」も楽しみにしよう。

(向原康太)

動画サムネイルより