都会の象徴たる高層ビルや高層マンションは、上階から地上を見下ろす際はもちろん、地上から建物を見上げる際にも、その圧倒的な迫力が感じられるもの。

もちろんいずれも安全性がしっかり確保されているのだが、ただ今ツイッター上では思わず二度見してしまう「階段」が話題となっている。


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■なぜそこに階段が?

注目を集めているのは、大阪府大阪市にある「梅田スカイビル」という名の超高層ビル。大阪のシンボルとでも呼ぶべきこちらの建物が話題となった切っ掛けは、ツイッターユーザーわんこ」さんが7日に投稿したツイートにあるよう。

ツイッターでは「素晴らしきかな外階段の世界」というハッシュタグが流行を見せており、多数のユーザーが街中で発見した「外階段」の写真を投稿している。

そんな中でわんこさんは梅田スカイビルの外階段をチョイスしたのだが、写真を見ると思わず「仮設階段?」と勘ぐってしまうような剥き出しの階段を発見。

地上から遥か高い場所に位置しているにも関わらず、かなり心もとない外見をした階段に対し、わんこさんは「素晴らしいというか恐怖」ともつづっている。


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■「考えただけで怖い…」と反響相次ぐ

高所恐怖症の人であれば、目にしただけで思わず震えてしまいそうな光景を受け、他のユーザーからは「この階段は怖すぎる…」「自分がこの場に立っているのを考えただけで怖い」「えっ、仮設じゃないの?」といった声が続出。

梅田スカイビル(画像提供:わんこさん)

また「はるか上空に小さな階段が設置されている」というシチュエーションから、人気漫画『賭博黙示録カイジ』に登場する「電流鉄骨渡り」のガラスの階段を連想する人も少なくないようで、「カイジで見たやつだ!」「やっぱりカイジを連想するよね(笑)」などの意見も多数。

そこで今回は、梅田スカイビルを管理する「積水ハウス梅田オペレーション株式会社」に件の階段に関する詳細を尋ねてみることに。その結果、意外すぎるエピソード明らかになった。

■じつは「階段」本来の用途でなく…

改めて説明することでもないと思うが、「階段」とは高低差が存在する場所への移動を円滑に行うための設備。そのため階段の利用には「移動」が伴うワケだが、じつはこちらの階段はそういった用途以上に重要な役割を担っていたのだ。

管理会社の担当者に話を聞くと、外階段は「空中照明階段タワー」に向かうための階段であることが判明。こちらにはその名の通り「ビルを照らすライト」が配置されているそうだ。

そういった作業用だとしても、この階段は流石に心もとないのでは…と疑問をぶつけてみたところ、「こちらの外階段は、デザイン上のこだわりで設置されたと聞いております」という回答が。

梅田スカイビル

「外階段の対角線上、2棟連結のもう一方のビルであるタワーウエストに、展望台へ上がるためのシースルーエスカレーターがあり、こちらとのバランスを取るために設置された」とのことで、全体のバランスを加味してデザインされた階段ということが判明したのだ。


■地上からの高さを聞いてゾクリ

梅田スカイビル

さらに詳しく話を聞くと、同ビルの設計段階から、機能として必要である話題の外階段をはじめエレベーターエスカレーター、そしてビルとビルをつなぐブリッジなどは、「空中都市に向けての道具一式」というまるでファンタジーのような呼称を持ち、ひとつひとつデザインされて建物の性格を決定づけている。

ちなみに外階段は地上から約83メートルの高さに位置しており、最上段は90メートルにまで達すとのこと。聞いただけで足がすくんでしまう数値だが、もちろん一般の利用客は立ち入りできないエリアとなっている。

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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

地上90メートルの階段、何かがおかしい 「仮設じゃないの…?」と二度見するレベル