6月4日に、米ニューヨークで電動スクーターにひき逃げされ重体となっていた女優のリサ・べインズさんが、14日夜に亡くなった。65歳だった。

エンターテイメントトゥナイト」を通して発表された、代理人による声明には、次のようにつづられている。

「リサの悲劇的で無意味な死に心痛の思いです」
「彼女は、素晴らしい魂、思いやりの心、そして寛大さを持ち合わせた女性で、舞台やカメラの前での仕事、そしてそれ以上に、彼女の妻、家族、友人に献身的でした」
「彼女が私達の人生に存在したことは恩恵でした」

ニューヨーク市警がメトロ紙に話したところによると、事故現場から逃走したスクーターに乗っていた容疑者は未だ逮捕されていないという。

ロサンゼルス在住のリサさんは、新型コロナパンデミックが始まって以来、初めてニューヨークを訪れていたそうで、道を渡ろうとしたところ赤信号を無視した電動スクーターにはねられたという。事故後、救急車が現場に駆け付けたが、リサさんは頭部に重傷を負っていた。

ブロードウェイの舞台でも活躍していたリサさんは、映画では「ゴーン・ガール」「カクテル」「ヤングガン」などに出演したほか、テレビではドラマ「ナッシュビル カントリーミュージックの聖地」や「宇宙探査艦オーヴィル」に出演していた。