「どうしてもケンタッキーフライドチキンが食べたい」。そう考えた人物が大量にオーダーした商品を食べそこね、ブチギレた。しかもそれがとんでもない逆ギレであったことを、『Metro』などイギリスのメディアが報じた。
■届かなかったチキン
イギリスで暮らす人物が、ケンタッキーフライドチキン(以下KFC)の商品が食べたくなり、デリバリーを頼むことにした。大量にオーダーした結果、合計金額は日本円で5,600円近くに。
家に届くのを「今か、今か」と待っていたが、住所を伝え間違えたせいで、チキンは別の家に届けられてしまった。一方、手違いで突然チキンが届いた男性は、「オーダーしていません」と配達員に伝え受け取りを拒否したという。
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■苦情文の最低な内容
しかしその後、男性宅のドアの隙間から一通の手紙が放り込まれた。男性は困惑しながらも読んでみると、そこには「アンタがジューシーなKFCを食ったのはわかっている」「でもそれは私のもので、私が住所を間違えてしまったせいでそっちに届いたにすぎない」などとなぐり書きされていた。
さらに「私は人間愛を信じていたけれど、間違えていたようだ」「私のチキンなのに、アンタが食ってしまったんだから」「そもそも善人なら、受け取りは拒否しただろう」「でもアンタは強欲だ」などとも書かれており、「36ポンド(約5,600円)の貸しがあるからな」という言葉で締めくくられていた。
署名はなく、誰が書いたのかは分からないままだという。
■男性の怒りが爆発
住所を間違えておきながら責任を男性に転嫁し、「食いやがったな」「ドケチ野郎」などと批判したこの人物。男性はたまらず経緯をSNSで公表し、配達員がチキンを持ち帰る様子が映る監視カメラの映像もあると明かした。
男性は「この手紙を入れた人に言いたい」「ドアをノックし、真相を直接確かめる。それくらいする礼儀はあってもいいだろうに」「この僕は、自分の住所も覚えられないのにデリバリーを頼むようなバカじゃない」とも書き込み、ずいぶんいら立っている様子だ。
■世間からはあきれの声
この手紙を見た人たちも「自分の住所を間違えるとは…」と手紙の主にあきれ、また「KFCのチキンを5,600円分もオーダーするやつはそうはいない」といったコメントを書き込んだ。
勝手にキレられ、しかも「人間愛のかけらもないクズ」のように書かれた男性。食い物の恨みは怖いというが、とんだ誤解であまりにも不愉快な思いをしたようだ。
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