フランス代表MFポール・ポグバが、ドイツ代表DFアントニオ・リュディガーから受けた噛みつき行為について言及した。イギリスメトロ』が伝えている。

両者は15日に行われたユーロ2020グループF第1節のフランスvsドイツに先発出場。フランスが攻め込む時間帯が続くと、ドイツDFマッツ・フンメルスが相手のクロスをクリアし切れずオウンゴール。その後はドイツがボールを握る展開となったものの、フランスが得意のカウンターで応戦しつつ、1-0で逃げ切り勝利を収めた。

しかし、同試合でマン・オブ・ザ・マッチに選出される活躍を見せたポグバに対して、前半終了間際にリュディガーが噛みつくようなシーンが見受けられ、話題になっている。マンチェスター・ユナイテッドMFはカルロス・デル・セロ・グランデ主審にアピールをしたが、ファウルの判定にはならず試合は続行された。

だが、ポグバはリュディガーが罰されないよう望んでいるとコメント。すでに終わった一件だと、あまり騒ぎ立て過ぎないことを求めている。

「僕らは友達だ。大したことではないよ」

「みんな映像を見たと思うけど、これはもう終わったこと。あのような行為でイエローカードレッドカードを求めて騒ぎ立てることはないよ」

「彼は僕を少しかじったようだけど、僕たちはお互いのことをよく知っている。かじられたと感じたからレフェリーに伝えたけど、彼はあのような決断を下した。もう終わったことだし、僕はただサッカーがしたいんだ」

「こんなことで出場停止になってほしくはないね。試合の最後にはお互いに抱き合った。それでこの件はおしまいだよ」

一方、リュディガーに対してややネガティブなコメントを残した識者もいる。

マンチェスター・ユナイテッドのロイ・キーン氏は、「噛んだというより、かじったという感じだね。はっきりとした噛みつきではなかったが、愚かなことをしてしまった」と意見。

また、フランス代表としてワールドカップとユーロを制覇したパトリック・ヴィエラ氏は、「あのポグバの反応を見ると、(リュディガーは)噛みついたように見える。何がしたかったのか私にはよくわからない」とドイツ代表DFの行為に疑問を呈した。

過去にはアトレティコ・マドリー所属のウルグアイ代表FWルイス・スアレスが相手選手に噛みついたことでFIFA(国際サッカー連盟)から4カ月の試合出場・活動停止処分が下された例も存在する。果たしてリュディガーはペナルティを受けることになるだろうか。



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