失踪・行方不明・逃亡・女性tapui/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

突然いなくなり、何年待っても帰ってこなかった女性。だが実は意外な場所で暮らしていたこと、また明らかになった驚きの暮らしぶりなどについて、インドの『The Indian Express』などが報じている。


■姿を消した女性

今から11年前の2010年2月、インド・パラカッドの村で暮らしていた美少女(当時18)が、いきなり姿を消した。携帯電話を持っていなかったため連絡を試みることもできず、心配した家族は警察に通報。捜索を依頼したものの、女性は見つからなかった。

失踪なのか、家出なのか、それとも誘拐なのか…。何も分からぬまま長いあいだ待った家族も、「もう無理だろう」「きっとあの子は帰ってはこない…」と半ばあきらめていたが、女性は意外なほど近い場所で元気に暮らしていた。


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■秘密の同棲生活

女性が暮らしていたのは、愛する男性が両親と暮らす家の一室だった。そこは女性の実家から、わずか約500メートル。驚くほど家族に近い場所で、女性は同棲を始めていたのだ。

ともに暮らすようになってすぐに、男性はドアに鍵をかけて家族の入室もいっさい許可しなくなった。そのため、両親でさえ他人が同じ家で暮らしていることに気づかなかったそうだ。

そうして女性は、男性の家族が不在時のみ部屋を出る、洗濯物は室内で干し、トイレに行きたい時は窓からこっそり外に出るという奇妙な暮らしを続けた。

■見つかったカップル

キレやすく食事も部屋でとるようになった男性を家族は気にし、「あの子は精神的に参っているんじゃないか」と疑うことも多かったという。そして数ヶ月前、男性は家族との口論を経ていきなり自宅から姿を消した。当然ながら、女性も一緒だった。

何も知らない家族は驚き通報したが、たまたま別の村を訪問した兄が男性を発見。その後に男性と女性の新たな愛の巣も発見したことで、“美少女失踪事件”はようやく解決した。


■警察の発表

警察によると、このカップルは恋に落ちた直後から「僕たちは宗教が異なる」「だから絶対に家族に反対される」と恐れていたのだという。

すべてを知られた女性はこの件で裁判所に行き、「私は彼と一緒にいたいのです」と証言。事件性もなかったことから、今後も男性と同居することを許されたもようだ。

18歳だった娘がよその家に身を隠し、ようやく見つかったときには30歳目前。大変驚いたに違いない女性の家族だが、長いあいだ他人が同居していたことに気づかなかった男性の家族も、困惑しているに違いない。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

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