
沖縄及び北方問題に関する特別委員会で、河野太郎大臣が付けていた「うらそえ織マスク」が話題を呼んでいる。しらべぇ取材班は、製造するうらそえ織協同組合から話を聞いた。
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■もしかして浦添織のマスク
沖縄2区選出の宮崎政久衆議院議員の「もしかして…浦添織のマスク!ありがとうございます」とのツイートを、河野太郎大臣が引用リツイートし、「沖縄及び北方問題に関する特別委員会ですから」と投稿した。
沖縄及び北方問題に関する特別委員会ですから。 https://t.co/dzHP69mvse
— 河野太郎 (@konotarogomame) June 15, 2021
このマスクについて、うらそえ織協同組合(沖縄県浦添市)の親富祖代表理事は「宮崎議員がプレゼント用に購入されたものではないか」と話す。
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■さり気ない気遣い
ツイッターの返信欄には「大臣はいつも、そういうさり気ない気遣いを忘れずに大切にされてますよね」や「サラっとスマートでおしゃれに着こなされてるところ、見習いたいです」といった声があがっている。

うらそえ織とは、沖縄県で那覇市の北にある浦添市で育てた桑を食べて育った蚕が作った繭から糸をひき、つくられた織物のこと。染、織りに至るまで、一人の織り手が全てを行っている。
浦添市は、東京ヤクルトスワローズが1軍春季キャンプを行う地としても有名だ。
■着心地のよい豊かな布
丁寧に手びきした糸には、「まゆ糸」がもっているウェーブがそのまま残っているのが特徴。機械でひいた糸とは違い空気を含んでいるため、ふっくらとして良質の糸になり、着心地のよい豊かな布に仕上がる。

うらそえ織は、当時の市長の「浦添市に手仕事を残したい」との思いを受けて、2006年の織子育成事業からスタート。その後2度の組織変更を経て、「生活していくためのライフワークとして続けたい」と残った8名で2017年に「うらそえ織協同組合」を設立した。
■新しい伝統を築きたい
親富祖代表理事は「沖縄の染め織りは、地域文化として古くから根付いてきた。その伝統の良さを知り、私たちなら何ができるのかを探求し続け、新しい伝統を築いていきたい。また、お客様が使うことで、豊かな歩みのキッカケとなるものをご提供したい」とその想いについて述べた。

組合のホームページ上では、マスクのほか、かりゆし、ネクタイ、名刺入れなどが通販で購入可能となっている。
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